内閣府総合科学技術会議が平成17年度より推進してきた科学技術連携施策群「次世代ロボット連携群」の平成20年度シンポジウムが2月26日に開催され、奥村議員はロボット技術開発に対する期待を込めた挨拶を行いました。 奥村議員は挨拶の中で、少子高齢化の時代を迎えるにあたって、日本では「サステイナブルなライフスタイル」の構築が必要であり、その為にも「生活の場で利用されるロボット」への期待が大きいことを強調した。この生活ロボットが日本で実用化し普及すると、いずれ高齢化を迎える先進諸国の課題解決に大きく貢献しかつ日本の新たな産業創出に繋がる可能性を指摘、研究進捗へ強い期待を表明しました。 また第79回総合科学技術会議で麻生総理から表明された「生活ロボットの実用化へ向けた関係府省、関係者の努力への期待」を紹介した上で、生活ロボットは国民が望み、社会が期待するレベルに到達すれば多くの国民理解が得られる研究であり、世界の先頭を行く「日本の強み技術」の結集であることから、実用化をさらに加速するよう、会場に集まった多くの関係者を激励しました。 当日は約200人の参加者があり、これまで本連携群の活動を支えてきた関係府省からの成果報告、本連携群で開発を進めてきた次世代ロボット共通プラットフォーム技術の補完的課題の成果報告に加え、特別講演として、早稲田大学の菅野教授によるWABOT-HOUSE研究所の研究成果、トヨタ自動車(株)の高木理事によるトヨタのロボットへの取組、早稲田大学の藤江教授による医療・福祉ロボット開発の現状と実用化に向けた課題の紹介などがあり、次世代ロボットについて活発な意見交換が行われました。