平成22年8月26日、相澤総合科学技術会議議員と本庶総合科学技術会議議員は、ヘルガ・ノボトニーERC(ヨーロッパ研究協議会)会長一行による表敬訪問を受けました。
ノボトニー会長からは、欧州フレームワークプログラム(FP7)の実施機関(先端研究の助成)であるERCについて説明がありました。助成金の配分については、国籍を考慮せず、欧州の研究機関に所属する限り公平な機会を与えており、日本の研究者による申請の増加、頭脳循環の促進について期待表明がありました。 本庶議員からは、助成金獲得までの厳しい競争率について指摘しつつ、日本では助成を過度に集中するのは良くないと考えられていること、日本と欧州の若手研究者が交流することを歓迎し、フェローシップ等により奨励していることを紹介しました。 また、相澤議員からは、日本の若手研究者が帰国後、安定した職に就けないことを懸念し、内向きとなっている問題を伝え、日本としても頭脳循環の促進に賛意を示しました。