フランス国立科学研究センター(CNRS) 本部コミュニケーション部門 代表 ブリジット・ペルカ氏の久間議員表敬訪問について【平成27年2月18日】

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久間和生 総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)常勤議員

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西條正明 参事官(戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)担当)

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左から、浅沼=ブリス 北アジア事務所副所長、ペルカ 本部
コミュニケーション部門 所長、フィリップ北アジア事務所所長

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熱心にメモをとられるペルカ所長

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意見交換風景(1)

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意見交換風景(2)

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意見交換風景(3)

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意見交換を終えて、全員で記念撮影


 平成27年2月18日(水)、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の久間議員は来日中のフランス国立科学研究センター(CNRS) 本部コミュニケーション部門 ブリジット・ペルカ(Brigitte Perucca)代表の表敬訪問を受けました。 
 まず、久間議員より、日本のエネルギー分野の現状と今後の方向性について説明があり、 我が国を「イノベーションに最も適した国」に創りあげていくために、科学技術の振興とイノベーション政策を一体的に推進していく必要性について、そして、CSTIは、司令塔として、権限、予算両面でこれまでにない強力な推進力が発揮できるよう、その機能の抜本的強化策の具体化を図っていく考えを述べられました。
 また、最近の日本の科学技術動向として、CSTIが府省・分野の枠を超えて自ら予算配分して、基礎研究から実用化・事業化までを一気通貫で見据え、規制・制度改革を含めた取組を推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」と、実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指し、ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発を推進する「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」ついて紹介されました。
 久間議員に続いて、SIP担当の西條参事官よりプログラムの概要、対象10課題と各プログラムディレクター(PD)の紹介、現在までの進捗状況と今後の展開等について詳しい説明がありました。
 これに対し、ペルカ所長からは、フランスの科学技術基本方針として2013年7月に施行された高等教育・研究法の概要と、新戦略である『France Europe 2020』について説明がありました。近年のCNRSの活動を見直す機運が高まり、幅広い変革が課題になっているが、特に問題となっているのは、人材採用、待遇、キャリア管理、評価手法であって、最近の国家プロジェクトとして、CNRSの研究者を各大学に再配置していること等を挙げられました。
 最後に、日仏両国の科学技術やイノベーションの推進における様々な分野での協力強化について意見交換がなされ、今後はより緊密な連携体制の下、お互いを高めていくことの重要性を確認しあうことで意見が一致しました。

【応対者】

  • フランス国立科学研究センター(CNRS)
    • ブリジット・ペルカ氏(Ms. Brigitte Perucca)
      フランス国立科学研究センター 本部コミュニケーション部門 代表
    • フィリップ・コドネット氏(Ph.D. Philippe Codognet)
      フランス国立科学研究センター 北アジア(日本・韓国・台湾)事務所 所長
    • 浅沼=ブリス・セシル氏(Dr. Asanuma-Brice Cecile)
      フランス国立科学研究センター 北アジア(日本・韓国・台湾)事務所 副所長
  • 内閣府
    • 久間  和生
      総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)常勤議員
    • 西條  正明
      政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付参事官(戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)担当)
    • 浅野  右樹
      政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付参事官(戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)担当)付参事官補佐