駐日英国大使館・内閣府共催 講演会「未来の街づくりとインフラのためのイノベーション:英国の取り組み」(“Innovation for Future Cities and Infrastructure - A Perspective from the UK”)について【平成27年6月24日】


歓迎の挨拶をする駐日英国大使館科学技術部
部長・エリザベス・ホグベン氏
(Welcome by Ms. Elizabeth Hogben,
Head, Science & Innovation Section, British Embassy)


開会の辞を述べる久間議員
(Opening Remarks by Dr. Kazuo Kyuma,
Executive Member,Council for Science,
Technology and Innovation, Cabinet Office)


講演するサー・デービッド・キング(1)
(Lecture by Sir David King, Chairman of the Board,
Future Cities Catapult Centre)


講演するサー・デービッド・キング(2)
(Lecture by Sir David King, Chairman of the Board,
Future Cities Catapult Centre)


閉会の辞を述べる原山議員
(Closing Remarks by Dr. Yuko Harayama, Executive Member,
Council for Science, Technology and Innovation, Cabinet Office)


 この度、駐日英国大使館と共催による「未来の街づくりとインフラのためのイノベーション:英国の取り組み」と題し、6月24日(水)に外務大臣付気候変動特別代表及び未来都市カタパルト・センター(Future Cities Catapult Centre)会長のサー・デービッド・キング(Sir David King)による講演会を開催しました。

 未来都市カタパルト・センターとは、英国の産学連携推進とイノベーション創造のための取り組み、カタパルト・プログラムにより設立された7つの研究開発拠点センターのひとつで、より環境にやさしく、健康でかつ災害などに対して強固な街づくりを目指し、企業や大学、建築家、エンジニア、また自治体などと協働しています。
また、インフラにおけるレジリエンス強化、スマートテクノロジー導入など未来の街づくりに貢献するイノベーションを生み出すことを目的とし、商業化への道筋作り、プロトタイプ作成、実証実験を行うための支援なども行い、実証されたイノベーションを海外の都市に普及させることも視野に入れています。本講演会では、カタパルト・センターの活動と共に、英国政府がスマート・インフラ導入のために実施している支援や政策、海外との連携の可能性などについてカタパルト・センター会長のサー・デービッド・キングより紹介がありました。

 内閣府からは総合科学技術・イノベーション会議有識者議員の久間和生議員と原山優子議員から挨拶をいたしました。
久間議員からは内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)及び革新的研究開発推進プログラム(ImPACT:インパクト)の取組を中心に説明があり、「日本の最重要課題である持続的経済成長を実現するためには、科学技術イノベーションの創出が不可欠である。」「SIPでは、国民にとって真に重要な課題解決を図るとともに、日本の経済成長に寄与できる10の課題にオールジャパン体制で取り組み、イノベーションの創出に挑む。」「強力なプログラム・ディレクターの下、全勝を目指したい。」と、SIPに懸ける意気込みと決意を力強く語りました。
また、革新的研究開発推進プログラム(ImPACT:インパクト)については、「挑戦的な研究開発より破壊的イノベーションを創出し、産業や社会に大きな変革をもたらすことを目指し、挑戦する。」「総合科学技術・イノベーション会議が強力にバックアップし、産学官が一体となってImPACTに取り組む。」「わが国から破壊的イノベーションを創出し、チャレンジ精神で満ち溢れた国づくりに満身の力を込めたい。」と熱く語りました。

 一方、原山議員からは、安倍政権が進める科学技術・イノベーション政策の概要と戦略、日本の科学技術の枠組みや現状改善の為の活動計画、および新たな政治的手段について説明をしました。
また、現在審議が進む第5期科学技術基本計画(2016-2020年)に触れ、「科学の躍進の為に経験を育み、国際協力が特に重視される。」との考えを示しました。そして、「世界の中での日本の位置付けを踏まえ、イノベーションの実現のための社会と科学の架け橋の在り方等についてのさらに検討を深め、これからの科学技術イノベーション政策の展開に総合科学技術・イノベーション会議が司令塔となって全力で取り組みたい。」と第5期科学技術基本計画に託す想いと決意の言葉を述べました。

日英の連携を政府レベルで推進していく双方の政策、プログラム目的の下、本講演会も英国大使館・内閣府共催の運びとなりました。

講演会の概要

日時

平成27年6月24日(水) 15:30~17:00
※引き続き、18:30までレセプション

会場

中央合同庁舎4号館 408号室(東京都千代田区霞が関3-1-1)

プログラム

15:30-15:35
歓迎挨拶
駐日英国大使館科学技術部 部長 エリザベス・ホグベン氏
Welcome by Ms. Elizabeth Hogben, Head, Science & Innovation Section, British Embassy
15:35-15:50
開会の辞
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議有識者議員(常勤) 久間和生氏
Opening Remarks by Dr. Kazuo Kyuma, Executive Member, Council for Science, Technology and Innovation, Cabinet Office
15:50-16:30
講演:「未来の街づくりとインフラのためのイノベーション:英国 の取り組み」
未来都市カタパルト・センター会長 サー・デービッド・キング
Lecture “Innovation for Future Cities and Infrastructure - A Perspective from the UK” by Sir David King, Chairman of the Board, Future Cities Catapult Centre
16:30-16:45
質疑応答 Q&A
16:45-17:00
閉会の辞
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議有識者議員(常勤) 原山優子氏
Closing Remarks by Dr. Yuko Harayama, Executive Member, Council for Science, Technology and Innovation, Cabinet Office
17:00-18:30
レセプション Reception

資料