第5回総合科学技術・イノベーション会議 写真・概要【平成26年10月22日】

第5回総合科学技術・イノベーション会議の様子(1)
第5回総合科学技術・イノベーション会議の様子(1)

第5回総合科学技術・イノベーション会議の様子(2)
第5回総合科学技術・イノベーション会議の様子(2)

プレゼンテーションの様子
プレゼンテーションの様子

第5回総合科学技術・イノベーション会議の様子(3)
第5回総合科学技術・イノベーション会議の様子(3)


 平成26年10月22日、総理大臣官邸において第5回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
まず、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の平成26年度追加配分について決定されました。次に、ヒトES細胞の樹立に関する指針及びヒトES細胞の分配と使用に関する指針について諮問されました。さらに、科学技術基本計画について、第4期科学技術基本計画のフォローアップ及び基本計画専門調査会の設置について決定され、次期基本計画の策定に向け有識者議員から提出された意見書に基づき議論がされました。
 また、ノーベル物理学賞を受賞された名古屋大学大学院工学研究科の天野浩教授より「大学人が考える 科学・技術イノベーション –ノーベル物理学受賞研究を通じで-」をテーマにお話をいただきました。
 最後に、安倍総理から、次のとおり、御発言がありました。

 「本日は、天野先生においでをいただきまして、大変貴重なお話をいただきました。御礼を申し上げたいと思います。
天野先生は、できるはずがないと信じられていた青色発光ダイオードに果敢に挑戦をされまして、実験で3,000回、失敗をしたということでございますが、それでもあきらめずに根気強く研究を続けられたわけであります。その純粋で傑出した信念の強さには深く感銘を受けたところでありまして、安倍内閣においてもチャレンジ精神にあふれる方々を支援していきたいと思います。
 第5期科学技術基本計画では、確たる予測が難しくなっているこれらのイノベーションの時代に対応するものとしなければならないと考えます。このため、既存の組織や価値観や大学の序列に捉われることなく、天野先生のようなチャレンジ精神あふれる若い人、今でもお若いですが、先ほどの御説明のように、今回のノーベル賞受賞のまさに研究を行ったのは25歳のときということでありますから、まさに若いときにそういう研究成果が出せるような、そういう環境を我々がつくっていくことが大切じゃないかと、このように思います。まさに、天野先生のようなチャレンジ精神あふれる若い人たちが、自由闊達かつ果敢に研究できる環境を提供することが不可欠であろうと、このように思います。
 過去の計画において何がうまくいかなかったのか、その真の要因に正面から切り込み、人材の育成や流動化、組織のあり方や資金配分にまで踏み込んで検討をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」

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