第18回総合科学技術・イノベーション会議 写真・概要【平成28年4月19日】


第18回総合科学技術・イノベーション会議の様子


113番元素が合成される部品を覗き込む安倍総理と島尻大臣


発言をする安倍総理


島尻大臣と理化学研究所 松本理事長と森田GD


 平成28年4月19日、総理大臣官邸において、第18回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。 まず、諮問第7号「エネルギー・環境イノベーション戦略について」の答申案が示され、原案のとおり決定しました。 続いて、「科学技術イノベーション総合戦略2016」の素案をもとに、今後の科学技術政策の方向性が議論されました。
 さらに、理化学研究所の松本紘理事長及び森田浩介グループディレクター(GD)より「113番元素の発見」についてプレゼンテーションが行われ、新元素を発見するまでの過程や、その実現を可能とした理化学研究所の環境や強みについてお話いただきました。
 最後に、安倍総理から、次のとおり御発言がありました。 「気候変動に関するパリ協定を踏まえ、2050年を見据えた『エネルギー・環境イノベーション戦略』を策定しました。  電気自動車の走行距離を現在の5倍にする次世代蓄電池などに予算を集中し、研究開発を加速します。  113番新元素の命名権の獲得は、欧米以外で初となる快挙であります。この元素の表に日の丸が上がったというのは、オリンピックで真ん中に日の丸が上がったような、そんな誇らしい気分になりました。二つの元素を高速で衝突させ、新たな元素を合成する。2回目から3回目の合成の成功まで7年。理化学研究所の森田グループが地道な基礎研究を継続したからこその世界的な成果であると思います。
 理化学研究所のように特に世界トップレベルの成果が期待される法人に、世界トップレベルの人材を招へいすることができるよう、新たな処遇体系を導入する法案を国会に提出しており、その速やかな成立を目指します。 島尻大臣から言及のあった人工知能と人間社会との関わりを考える取組は、人工知能研究の健全な発展に不可欠です。関係省庁と連携し、検討を進めていただきたいと思います。」

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