第5回産学官連携推進会議
展示ブース

機関名 京都産業大学
URL http://www.kyoto-su.ac.jp/

展示内容:
がんの血行性転移が成立するうえで、がん細胞の障壁となるのが血管内皮基底膜である(図1)。この血管内皮基底膜を分解し、転移に都合の良い環境をつくり出す分解酵素の一つが、がん細胞の分泌するマトリックス・メタロプロテアーゼ(MMPs)である。我々は、細胞膜型ヘパラン硫酸プロテオグリカン・シンデカンがこれらのMMPsの中でMMP-2の活性化を抑制し、その結果、がんの転移を抑制することを明らかにしてきた(図2)。今後、これらの研究結果をふまえて、転移抑制剤の開発を進めていく予定である。

<図1>

図1

<図2>

図2

キーワード
がん
転移機構
転移抑制剤
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