02 大臣官房公文書管理課公文書管理専門職付 鈴木 寛大

所属している部局全体の紹介

  公文書は、国の活動や歴史的事実の記録であり、民主主義を支える国民共有の知的資源です。その公文書を適切に管理し、後世に伝えることは国の重要な責務であり、公文書管理課では、公文書管理法の適正かつ円滑な運用の推進などを担っています。
  現在の大きなテーマは、①行政文書の適正な管理、②デジタル時代にふさわしい公文書管理の実現、③国立公文書館新館の建設です。

あなた自身の仕事の具体的な内容

  私は、「国立公文書館新館の建設」を担当しています。令和10年度の開館に向けて、建物の建設や展示・運営の在り方の検討を進めており、そのために必要な関係機関との調整、有識者会議の運営をしています。博物館や地方公文書館の視察を行うこともあります。

現職のやりがいや達成感を感じる瞬間

  国立公文書館は、歴史公文書を永久保存する施設であり、国会前庭に建設される新館は、国内外の多くの方の利用が見込まれています。このような重要な施設の開館に向けた業務に携われ、日々やりがいを感じています。

仕事をする上で心掛けていること

  業務の優先順位を明確にし、作業状況を上司などに広く共有するように心掛けています。優先順位を立てるにあたっては、相手に作業を依頼しなくてはならないものから取り掛かるようにしています。
  また、関係者との信頼づくりも心掛けています。他省庁との関わりも多いのですが、顔を合わせることなく、電話やメールのみでやりとりしている方もいます。
  そうした中でも、円滑に業務を進めるためにも、こまめに情報を共有したり、電話応答でもなるべく相手に柔らかな印象を与えられるようにしています。

採用一年目の思い出

  一年目は、賞勲局総務課に配属され、主に勲章・勲記の管理や他省庁等への伝達業務、春・秋叙勲、文化勲章における宮中での親授式・伝達式に携わりました。その中でも特に、宮中での伝達式において、当時の安倍総理、菅官房長官と同室で業務を行えたことは、非常に印象深く、貴重な経験ができたと思っています。

Career

平成30年
賞勲局総務課賞件係
令和元年
賞勲局審査官付審査第七係
令和3年
現職