04 政策統括官(経済財政運営担当)付参事官(総括担当)付 小山 侑大

所属している部局全体の紹介

  政策統括官(経済財政運営担当)では、内閣の重要政策である経済財政政策に関する企画立案及び総合調整を担当しています。政府の経済財政政策は、経済財政諮問会議における調査審議を経て、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太方針)や「予算編成の基本方針」、「政府経済見通し」などに具体化されますが、私の部局ではそれらの立案や関係省庁との調整などを行っています。また、時々の経済情勢や政策課題に機動的に対応する「経済対策」の策定や、賃上げに向けた環境整備、OECDやAPECなどの国際会議への参画など、その業務内容は多岐に渡っています。

あなた自身の仕事の具体的な内容

  私の所属する「総括担当」では、経済財政諮問会議の運営や骨太方針の策定に加え、国会対応や他省庁・他部局から接到する様々な案件の調整など、部局の窓口機能も担っています。

現職のやりがいや達成感を感じる瞬間

  骨太方針の策定に際しては、与党や関係省庁との困難な調整も多くあるだけに、閣議決定が待ち遠しく、振り返ると大きなことを成し遂げた実感が湧いてきます。

仕事をする上で心掛けていること

  内閣府はその設置経緯からも、関係省庁や他部局との調整業務が多くあります。「調整」と一言でいうと漠然としていますが、言い換えれば関係者間で折り合える「落としどころ」を探る作業でもあります。さらには、極めて短時間の調整を求められることもあります。そうした業務を円滑に行うには、普段から受取り手の感じ方にまで思考を巡らせることが重要です。伝達する前に自問自答して、受取り手が満足のいく伝え方を模索するよう心掛けています。

内閣府の求める人材

  内閣府には毛色の全く違った部局がたくさんあります。多くを経験したわけではないですが、私自身、同じ経済系部局の中で異動しても、初めての業務ばかりで驚いたことを覚えています。その中で、自身の「好き」や「得意」に出会えると、なお一層仕事に身が入ります。幅広く関心を持ち、新しいことにも意欲的にチャレンジする精神がある方であれば、内閣府で大いにご活躍いただけるのではないかなと思います。みなさんとともに働ける日を心待ちにしております。

Career

平成31年
経済社会総合研究所研究官
令和3年
現職