07 賞勲局審査官付審査第六係 上村 優空

所属している部局全体の紹介

  賞勲局は栄典制度の調査、研究、企画業務のほか、春秋叙勲・褒章等の審査業務、栄典(勲章及び褒章)の授与を行っています。栄典の授与とは、明治初期の制度創設から約150年続く歴史ある制度であり、国家又は公共に対し、功労のある方、社会の各分野における優れた行いのある方などに対し表彰をすることです。

あなた自身の仕事の具体的な内容

  審査第6係では、厚生労働省(旧厚生省)から推薦のあった方の審査業務を行っており、医療・社会福祉・薬業・衛生関係等の分野でそれぞれ功績のある方を対象としています。また、新型コロナウイルスの影響で、公益のため私財を寄附する紺綬褒章の案件を多く扱っており、授与するにふさわしいか審査をしています。

現職のやりがいや達成感を感じる瞬間

  春秋叙勲の審査時期は定例の審査業務と並行して審査を行う必要があり、件数も多く、正確性と速さが求められるため大変です。審査をすべて終えた瞬間もそうですが、無事に発令まで至り、マスコミや新聞等で報道されているのを見ると大きな達成感を感じます。

仕事をする上で心掛けていること

  仕事の優先順位を整理し、スケジュールを常に把握することで、余裕をもって業務を行うことを心掛けています。担当省庁との関わりも多く、様々な案件に対応するため上司などに報告・連絡・相談等の基本的なことにも気をつけています。少しでも業務を円滑に進められるよう受け手の立場になって分かりやすく説明をするなど丁寧なコミュニケーションを意識しながら日々の業務に取り組んでいます。

採用一年目の思い出

  配属されてから数カ月は、審査業務における専門的な用語や様々な知識を必要とされる点に苦戦し、毎日が勉強の連続でした。新しい環境下でうまくやっていけるかとても不安でしたが、上司や先輩方のおかげで徐々に業務に慣れていくことができ、仕事に対する姿勢など様々なことをご指導いただきました。公私ともにたくさんの方々に支えていただき、充実した1年を過ごすことができました。

Career

令和3年
現職