第1章 自殺の現状

3 年齢階級別の自殺者数の推移

○近年30歳代はやや増加傾向にある一方、50歳代は平成15年を境に減少傾向にある。

▼年齢階級別(10歳階級)の自殺者数の推移

年齢階級別(10歳階級)の自殺者数の推移

○自殺統計により各年齢階級の平成10年の自殺死亡率を100とした推移を見ると、全体的には20歳代及び30歳代で自殺死亡率が高まる傾向にあるのに対し、40歳代以上では低下傾向にある。

▼平成10年の値を100とした年齢階級別の自殺死亡率の推移(総数)

平成10年の値を100とした年齢階級別の自殺死亡率の推移(総数)

○我が国における若い世代の自殺は深刻な状況にあり、15~39歳の各年代の死因の第1位は自殺となっている。こうした状況は国際的に見ても深刻であり、15~34歳の若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは先進7カ国では日本のみで、その死亡率も他の国に比べて高いものとなっている。

▼平成22年における死因順位別に見た年齢階級別死亡数・死亡率・構成割合

総数
年齢階級 第1位 第2位 第3位
死因 死亡数 死亡率 割合(%) 死因 死亡数 死亡率 割合(%) 死因 死亡数 死亡率 割合(%)
10~14 不慮の事故 121 2.1 21.9 悪性新生物 116 2.0 21.0 自殺 63 1.1 11.4
15~19 自殺 451 7.5 31.7 不慮の事故 424 7.0 29.8 悪性新生物 150 2.5 10.5
20~24 自殺 1,372 21.8 49.8 不慮の事故 553 8.8 20.1 悪性新生物 217 3.4 7.9
25~29 自殺 1,630 22.8 47.4 不慮の事故 514 7.2 15.0 悪性新生物 372 5.2 10.8
30~34 自殺 1,920 23.4 39.7 悪性新生物 760 9.3 15.7 不慮の事故 570 6.9 11.8
35~39 自殺 2,345 24.2 31.0 悪性新生物 1,598 16.5 21.2 心疾患 756 7.8 10.0
40~44 悪性新生物 2,779 32.1 27.3 自殺 2,325 26.9 22.9 心疾患 1,106 12.8 10.9
45~49 悪性新生物 4,731 59.4 32.6 自殺 2,465 30.9 17.0 心疾患 1,735 21.8 11.9
50~54 悪性新生物 8,690 114.2 39.5 心疾患 2,636 34.6 12.0 自殺 2,615 34.4 11.9
55~59 悪性新生物 17,815 205.8 45.3 心疾患 4,674 54.0 11.9 脳血管疾患 3,185 36.8 8.1
60~64 悪性新生物 31,925 317.5 48.3 心疾患 8,069 80.3 12.2 脳血管疾患 5,180 51.5 7.8

資料:厚生労働省「人口動態統計」