相田 浄司さん
~志を一つにする仲間と高齢者の居場所づくり~

名前(年齢) あいだ きよし
相田 浄司さん(75歳)
地域 奈良県生駒市
活動概要 市主催のボランティア講座受講をきっかけに、ボランティアグループ「オアシス」を設立し、「市内各地に高齢者が集える場を」をテーマに高齢者サロンの立ち上げや運営などを行い、温かい地域社会づくりに貢献している。
表章の類型 地域社会の中で、地域住民のリーダーやコーディネーター的な役割を発揮し生き生きと生活している事例
キーワード 高齢者サロン/高齢者体操教室/環境美化活動/サロンの立ち上げアドバイザー

(注)年齢は、平成25年4月1日時点

活動のきっかけ

小学校の花の植え替えの光景

高齢者の居場所を作ろう

 生駒市では、高齢者が気軽に集える「サロン」づくりを進めています。行政主導で進めるのではなく、地域住民が主体的に高齢者の閉じこもり防止と地域のつながりのきっかけになる「サロン」を立ち上げ、運営することを進めています。そのため、各地域でリーダーになる人材を育成するボランティア講座を開講しています。
 相田さんは、平成14年に退職した後、平成15年(65歳)に市のボランティア講座を受講したことをきっかけに、同じ気持ちを持つ第1期修了生60名が中心となり地域ボランティアグループ「オアシス」を結成し、地元自治会のサロンを立ち上げ、活動を開始しました。

活動内容や現在の活動状況

高齢者サロンでのフラワーアレンジメントの様子


長弓寺サロンで琴演奏の光景

参加者の声に耳を傾けて

 ボランティアグループ「オアシス」の活動は、<1>環境美化活動(児童とともに小学校の花の植え替え)、<2>高齢者体操教室の支援、<3>高齢者サロン、<4>長弓寺サロン、他に富雄川の花植えなど、それぞれ各リーダーを決めて運営しています。
 人気の高い活動は、高齢者サロンです。現在はスタッフ18名で毎月第1火曜日に「東松ヶ丘ふれあい喫茶」を開催しています。活動内容は、ボウリングなどのゲーム大会、お茶を飲みながらのおしゃべり、合唱などで、誰でも参加できるプログラムをスタッフ全員で話し合って決定しています。
 長弓寺サロンは、長弓寺の協力で会場を寺院内に設け、静寂な環境の中でピアノ伴奏による童謡、叙情歌を中心にした歌と楽器演奏を楽しむ会が開かれています。また、地域の要請に応じる代表的な活動として、平成17年度から富雄川のコスモス育成活動を始め、平成23年度から菜の花育成活動に変更して河川堤の美化活動を継続しています。

ポイント、工夫している点

意見を聞き、話し合う姿勢がリーダーに求められる

 活動するにあたり、まず何が求められているか直接対象者の意見を聞くことから始めています。スタッフ同士でも意見を聞き、話し合うことを大切にしていれば意見が異なっていても参加してもらえるようになります。「オアシス」を立ち上げ、活動を始めるまでに1年かかりました。
 中心の役目を果たした相田さんは、人の話をよく聞き、その人の特徴を見ぬき、どのような役割を担ってもらえるか明確にして、活動の動機付けをすることを大切にしてきました。また、どうすれば自分たちの活動を他のグループの皆さんに知ってもらえるようになるかを考え、わかりやすい言葉を選び、広報啓発のニュースレターを発行しています。

その他の活動

経験をいかして地域の活性化を図る

 平成14年に塗料関係の会社を退職したのを機に、現役時代の技能と知識を活かして、公民館で年に2回「家庭でできる塗装」の講習会講師を務めた後、現在は生駒ハート工房という日曜大工ボランテイアグループで、高齢者宅の玄関ドア、フェンス、内扉などの補修塗装をしています。
 ボランティアグループの設立、自治会サロンの立ち上げの経験をいかして、他の自治会のサロンの立ち上げのアドバイザーをしています。
 地元自治会においては、平成16年から自治会副会長に就任し、平成18年度から会長に選ばれ、地域活性化活動推進を担当して約500世帯地区の活性化に貢献しています。

ボランティアグループのメンバー
(前列左から2番目が相田さん)

 〔本人インタビュー〕
 今の活動の4本柱をしっかりと継続することです。それに加えて、市内各地に高齢者の集える居場所をもっと立ち上げて欲しいと希望しながら活動しています。そのためのアドバイスを私たちオアシスのスタッフがこれまでの経験をいかして相談に乗って、楽しい地域を活性化していくためのサポート役を担っていきたいと考えています。

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