どぼくおもしろクラブ 堺
現役時代の専門知識や経験を生かし、土木をもっと親しみやすく。

団体名 どぼく おもしろくらぶ さかい
どぼくおもしろクラブ 堺
地域堺市
構成員13名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:85%]
活動概要土木や建築に携わったメンバーが退職後に結成したグループ。社会基盤の整備の大切さを分かりやすく伝える活動を行っている。地震の怖さや仕組みが分かる実験で、防災への認識を深めることにも貢献している。

(注)構成員等は、平成26年4月1日時点

土木を知ってほしい。その思いがきっかけ。

どぼくおもしろクラブ 堺1

 土の入ったポリ容器、その上には2軒の家と電信柱。そこに振動を加えると、土から水が浮き上がり家と電柱が傾いていきました。その様子を見ていた小学生から歓声がもれます。2軒の家の傾き方が違うのは、杭を打っているかいないかの違い。杭を打っている方が、傾き方が少ないことがわかります。
 こんな光景が繰り広げられるのは、「どぼくおもしろクラブ 堺」が行う液状化実験。地震の怖ろしさと液状化の仕組みがよく分かると、小学生たちにも保護者にも好評です。
 「どぼくおもしろクラブ 堺」は、その名の通り土木をテーマにしたボランティア団体で、ユニークな視点が特徴です。
 「土木は、社会基盤の整備に欠かせないのに、その実情はあまりにも知られていないんですね。その原因を探ってみると、仕事に誇りを持っていながら外にアピールしてこなかったということに気づいたんです。土木を知ってほしいという思いが、まず一つ。そして、メンバーそれぞれが在職中に身に付けた知識や技術を世間一般に役立てたいという思いがありました」と、クラブ会長で鉄道会社OBの岩本さんは結成のきっかけを語ります。
 クラブ結成は、平成18年。結成メンバーは、行政、建設業、鉄道・道路関係、コンサルタント業務などのOBたち。土木や建築の大切さを知り尽くしている強者ばかりです。


小学生から高齢者まで、土木を親しみやすく。

どぼくおもしろクラブ 堺2

 クラブが掲げるモットーは、「楽しく・やさしく・面白く」。難しそうな土木や建築を分かりやすく伝えるために、実験道具に工夫を凝らしたユニークな実験を行っています。
 年に数回行うイベントや小中学校への出前講座は、興味をそそる工夫がいっぱい。冒頭の「液状化実験」のほかに、2.6キロのレンガを40個使って橋を造る「レンガでアーチ橋を造ろう」や、建物の補強の大切さを教える「ゆらゆら実験」など、土木や建築を楽しく分かりやすく説明しています。
 「私たちの生活と土木は密接に関わり合っています。毎日使う道や電車、建物だって、すべて土木と建築が関係しているんです。一見、難しそうな顔をしている土木ですが、実はとても身近で親しみのある存在だということを分かっていただきたいですね」と、岩本さん。
 これまで土木建築に縁のなかった高齢の女性の方々などを土木建築の現場に案内し、その難しさやお金がかかる度合いなどを説明するツアーも好評を博しています。
 子供から高齢者まで幅広い年代を対象に、様々な方法で土木建築に関する知識をわかりやすく、面白く伝えていく。その活動は、メンバーたちの在職中の知識や経験を生かした定年後の生きがいづくりにつながるだけでなく、地域住民の学びにもなっています。


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