第2章 高齢化の状況

(2)年齢構造の推移

 人口の年齢構造の変化を知るために、年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)及び高齢者人口(65歳以上)の3区分別の構成をみると、平成13(2001)年10月1日現在、生産年齢人口は8,614万人、年少人口は1,828万人となっており、総人口に占める割合は生産年齢人口が67.7%、年少人口が14.4%となっている。
 生産年齢人口の割合は、平成4(1992)年をピークに低下しており、33(2021)年には6割を下回るものと見込まれている。
 また、年少人口については、平成9(1997)年に高齢者人口を下回ったところであり、今後も年少人口の減少と高齢者人口の増加の傾向が続くことから、27(2015)年には、年少人口は高齢者人口の半分以下になるものと見込まれている。
 なお、年齢区分を0〜19歳、20〜69歳、70歳以上とした場合の人口構成をみると、平成13(2001)年10月1日現在、0〜19歳が2,563万人(総人口の20.2%)、20〜69歳が8,607万人(67.6%)、70歳以上が1,559万人(12.2%)となっている(表2−1−3、図2−1−4)。

表2−1−3 年齢別人口の現状  <CSVデータ>

単位:万人(人ロ)、%(増加率,構成比)
  平成13年10月1日 平成12年10月1日 増加数 増加率
総数 総数
実数 総数 12,729 6,224 6,505 12,693 6,211 6,482 36 0.3
高齢者人ロ(65歳以上) 2,287 962 1,325 2,204 924 1,280 83 3.8
生産年齢人ロ(15〜64歳) 8,614 4,326 4,288 8,638 4,339 4,299 △24 △0.3
年少人ロ(0〜14歳) 1,828 937 892 1,851 948 902 △23 △1.2
(参考)20〜69歳人ロ 8,607 4,294 4,313 8,599 4,292 4,308 8 0.1
構成比 総数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 - -
高齢者人ロ(65歳以上) 18.0 15.5 20.4 17.4 14.9 19.7 - -
生産年齢人ロ(15〜64歳) 67.7 69.5 65.9 68.1 69.9 66.3 - -
年少人ロ(0〜14歳) 14.4 15.1 13.7 14.6 15.3 13.9 - -
(参考)20〜69歳人ロ 67.6 69.0 66.3 67.7 69.1 66.5 - -
資料:平成12年は総務省「国勢調査」(年齢不詳を按分した人口)、13年は同「人口推計」
(注)「性比」は、女性人口100人に対する男性人口の割合


図2−1−4 我が国の人口構造の推移  <CSVデータ>

我が国の人口構造の推移と将来推計を示した年次推移グラフ

 

テキスト形式のファイルはこちら

目次 前の項目に戻る     次の項目に進む