平成14年度において講じようとする高齢社会対策

イ NPO等の活動基盤の整備
 ボランティア活動の基盤の整備について、市区町村段階において行うボランティア活動入門講座の開催、情報誌の発行、登録・あっせん・相談、ボランティア活動拠点づくり支援等、都道府県・指定都市段階において行う社会人福祉活動体験事業、シニアボランティア団体の育成のための養成研修等、中央段階において行う都道府県等の担当者の研修、全国的な広報、啓発等の各段階におけるボランティアセンターの活動等を引き続き支援する。
 青少年に社会性や思いやりの心など豊かな人間性を育むため、学校内外を通じた奉仕活動・体験活動の機会の充実を図ることを目的として、国・都道府県・市町村において、幅広い関係機関・団体と連携を図るための協議会を新たに組織するとともに、幅広い活動の情報提供、コーディネイトやコーディネイターの養成等を行う支援センターを設置し、学校教育と社会教育を通じた青少年の奉仕活動・体験活動の推進体制の整備、さらには18歳後の青年から高齢者に至るまでの奉仕活動を充実するための環境整備を図る。また、奉仕活動・体験活動に関する調査研究や全国的に普及啓発を行うための全国推進フォーラムを実施する。
 また、ボランティア、NPOなどによる活動を通じて、市民が気軽に地域活動へ参画できる方策の充実を図るため、ボランティア国際年(平成13(2001)年)の取組を踏まえたボランティア活動活性化事業を展開する。
 さらに、特定非営利活動促進法(平成10年法律第7号)に基づく法人格付与や市民活動団体に関する実態調査等を通じて、引き続きNPOの活動を促進するための環境整備を図る。

 

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