(3) 子供との同別居  65歳以上の高齢者の子との同居率は、平成12(2000)年現在、49.1%となっており、低下傾向にある(図2-2-6)。 図2-2-6 家族形態別に見た高齢者の割合  高齢者のみで生活している高齢夫婦世帯(夫婦のいずれも65歳以上の夫婦のみの世帯)と高齢単身世帯(65歳以上の単身者のみの世帯)のうち、別世帯となっている子供がいる世帯について、子供がどのような場所に住んでいるかをみると、「片道1時間未満の場所に住んでいる」が39.4%と最も多く、次いで「片道1時間以上の場所に住んでいる」が35.5%、「近くに住んでいる(徒歩5分程度)」が15.3%となっており、また、「一緒に住んでいる」、「同じ建物に住んでいる」、「同じ敷地内の別の建物に住んでいる」は、合わせて9.8%となっている(表2-2-7)。 表2-2-7 高齢者の普通世帯の子供の住んでいる場所  なお、子供が結婚した後の子供との同別居についてみると、60歳以上の者では、「子供夫婦と同居するのがよい」が52.7%、「子供夫婦とは別居するのがよい」は37.9%となっており、40〜59歳の者と比べて、子供夫婦と同居するのがよいと考える者の割合が大きくなっている(表2-2-8)。 表2-2-8 子供が結婚した後の子供との同別居  子供や孫との付き合い方についてみると、「子供や孫とは、いつも一緒に生活できるのがよい」が43.5%、「子供や孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい」が41.8%となっている(平成13(2001)年)が、時系列でみると、前者の割合が低下し、後者の割合が上昇している(図2-2-9)。 図2-2-9 高齢者の子供や孫との付き合い方