(オ)歩行空間の形成  高齢者が交通量の多い道路でも安全、快適に、また不便なく横断・歩行できるよう、高齢者等感応信号機や音響信号機等のバリアフリー対応型信号機の設置、歩行者等支援情報通信システム(PICS)の運用・改良、幅の広い歩道等の整備、段差の切下げ、視覚障害者誘導用ブロック等の整備、上下移動の負担を軽減するためのスロープや昇降装置付きの立体横断施設の設置、歩行者用案内標識の設置等による歩行空間のバリアフリー化を面的に推進している。あわせて、自転車駐輪場の整備、電線類の地中化、駅前広場の整備、コミュニティ・ゾーン形成事業等により、良好な歩行空間の形成を行っている。  また、歩行者と自動車の通行を分離し、歩行者の安全確保を図る「歩車分離式信号」については、全国100の交差点においてモデル運用を行い、その結果を踏まえ導入・運用の指針を制定した。  さらに、積雪や凍結による冬期特有のバリアに対し、鉄道駅周辺や中心市街地等特に安全で快適な歩行空間の確保が必要なところにおいて、歩道除雪の充実、消雪施設等の整備を図っている。