第2章 高齢社会対策の実施の状況 

イ 福祉用具等の研究開発
 高齢者等の自立や社会参加の促進及び介護者の負担の軽減を図るためには、高齢者等の特性を踏まえた福祉用具や医療機器等の研究開発を行う必要がある。
 福祉機器に関しては、使用者ニーズに対応する新しい技術の可能性(シーズ)に関する調査を行っている。
 また、「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」(平成5年法律第38号)に基づく「福祉用具の研究開発及び普及を促進するための措置に関する基本的な方針」(平成5年厚生省、通商産業省告示第4号)に沿って、福祉用具の実用化開発を行う事業者に対する助成や研究開発を行うために必要な情報の収集・分析及び提供を実施している(表2−3−42)。

表2−3−42 主な研究開発助成福祉用具の事例

表2−3−42 主な研究開発助成福祉用具の事例

 医療機器に関しては、老化等により失われた身体の機能を代替・補完する人工臓器、高齢者等でも軽い負担で治療が受けられる機器、患者のQOL(生活の質)を高める機器等の研究開発を推進している。
 医療福祉機器技術に関しては、最先端の産業技術を駆使し、安全性、利便性に優れた機器の研究開発を産学官の連携の下に取り組んでいる。

 

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