(2)社会参加活動の促進 ア 高齢者の社会参加活動の促進 (ア)高齢者の社会参加と生きがいづくり  高齢者自身が社会における役割を見いだし、生きがいを持って積極的に社会に参加できるよう、各種社会環境の条件整備に努めることが重要になっている。このため、地域において、社会参加活動を総合的に実施している老人クラブに対し助成を行い、その振興を図っている(図2−3−28)。 図2−3−28 老人クラブ数と会員数の推移  高齢者の生きがいと健康づくりを推進するため、市町村が行う高齢者の社会活動の啓発普及、高齢者ボランティア活動への支援等や、各都道府県に設置されている「明るい長寿社会づくり推進機構」で実施されている高齢指導者等の育成や組織ネットワークづくりに対し補助を行っている。  平成16年10月には全国健康福祉祭(ねんりんピック)を群馬県で開催した。  高齢者の持つ豊かな知識・経験や学習の成果をいかした社会参加活動を支援する観点から、高齢者の社会参加活動の振興方策について国民各層による幅広い意見交換を行う全国高齢者社会参加フォーラムの開催(平成16年度は10月12日愛媛県にて「歌と笑いは元気の源−学びの秘訣」をテーマに開催)等を行った。  既に高齢期を迎え、又はこれから迎えようとする人たちなどの参考となるよう、年齢にとらわれず生き生きとした生活(エイジレス・ライフ)を実践している高齢者、地域社会とのかかわりを持ち続けながら積極的に社会参加活動を行っている高齢者グループ等についての活動事例を広く紹介している。 写真 地元の歴史・文化を伝えるために−高齢者らによるラジオ放送