第1章 高齢化の状況 

(5)報酬の有無等

 NPOの活動については、社会貢献を目的として主に無償で行われるものと、活動への参加者のモチベーションを高めるために何らかの報酬を支払うものがみられるが、今後、後者の動きが強まるという指摘もなされている。
 そこで、NPO(参加者)調査により、参加者に対する報酬(ひと月当たり)の実際の支払状況についてみると、「無報酬」の52.0%が最も多く、次いで「交通費等実費のみ」18.1%、「5万円未満」13.8%が多くなっている。一方で、参加者が希望する報酬としては、「交通費等実費のみ」の25.6%が最も多く、次いで「無報酬」が22.0%、「5万円未満」と「5〜10万円未満」がそれぞれ16.7%と多くなっている(図1−3−12)。

図1−3−12 NPO参加者が団体から得る報酬
図1-3-12 NPO参加者が団体から得る報酬

 活動への参加者の4人に3人が何らかの報酬(「交通費等実費のみ」を含む。)を求めているが、実際には約5割が「無報酬」となっている。このように有償でのボランティア活動の道が相対的に狭いことが、NPOの活動への実際の参加が限られている要因の一つとなっていると考えられる。

 第3節 人口減少社会における高齢者の能力発揮

目次 前の項目に戻る     次の項目に進む