第1章 高齢化の状況(第1節 4)

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第1節 高齢化の状況(4)

4 高齢化の社会保障給付費に対する影響

(1)過去最高となった社会保障給付費

国立社会保障・人口問題研究所「平成26年度社会保障費用統計」により、社会保障給付費(年金・医療・福祉その他を合わせた額)全体についてみてみると、平成26(2014)年度は112兆1,020億円となり過去最高の水準となった。また、国民所得に占める割合は30.76%(前年比0.07ポイント減)となった(図1-1-11)。

(2)高齢者関係給付費は引き続き増加

社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費(国立社会保障・人口問題研究所の定義において、年金保険給付費、高齢者医療給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた額)についてみると、平成26(2014)年度は76兆1,383億円となり、前年度の75兆6,422億円から4,961億円増加した。一方、社会保障給付費に占める割合は67.9%で、前年度から0.4ポイント減少となっている。

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