小学生の部 最優秀作 <内閣総理大臣賞>
自分を守る「交通ルール」

宮城県柴田郡大河原町立大河原南小学校
四年 加藤 由萌

「自分を守る『交通ルール』」

とつぜん目の前に黒い車が止まりました。必配そうな顔をしたお兄さんが、

「大丈夫?」
と私の顔をのぞきこみました。私は、頭の中が真っ白になりました。

去年、私は交通事故にあいました。というよりも起こしたといったほうが正しいかもしれません。友達と自転車で追いかけっこをしていて、スピードも落とさず、通りの前で止まることもせず、通りに出ました。大通りから小道に入ってきた車に出合い頭にぶつかったのです。自動車の前の部分に自転車がぶつかり、タイヤが私の足の先を踏んでいました。

家からはあわててお母さんとおじいちゃんが来ました。けい察に連絡をしたら、パトカーと事故しょ理の車も来ました。このとき、私の不注意で大変なことになったと気づきました。

おまわりさんにいろいろしつ問されましたが、私の飛び出しが原いんと言われました。お母さんは、お兄さんにたくさんあやまりました。お兄さんは、

「心配なので、病院に行ってみてもらってください。」
と言って、病院まで一緒に行ってくれました。お母さんは、病院で待っている時に、

「由萌が悪いけれど、由萌の自転車よりもお兄さんの車のほうが大きいから、ルールを守って車を運転していても、たくさん注意して運転しなくてはならないの。大きい乗り物のほうが責任重大ってことね。今回、由萌はルールを守らなくて、ルールを守って運転していたお兄さんに迷惑かけたのよ。交通ルールだけでなく、世の中にはいろいろなルールがあることは知っているよね。ルールを守るってことは、みんなが笑顔で生活していけるように決めたことなの、だから守らなくてはいけないんだよ。」

お兄さんの自動車がゆっくり走っていたこと、私に早く気付いてブレーキを踏んだおかげで、ほとんどけがはありませんでした。お兄さんは安心して、

「けがしてなくてよかったね。今度から気をつけようね。」
と言ってほっとした表情をしていました。

「交通ルールを守りましょう。」

よく聞く言葉ですが、今回の事故で、私はなぜ守らなければならないかを実感しました。交通ルールは、ルールを守ることで自分を危険から守り、周りの人の安心と安全を約束することなんだ。お兄さんが交通ルールを守っていたおかげで、私は安全だったんだと気付きました。お兄さんには心配と迷惑をかけましたが、私に「ルールを守る」ことの大切なことを教えてくれたように思います。これからは、交通ルールを守ることはもちろん、周りの友達にもルールの大切さを知ってもらうようにしたいと思います。


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