平成23年度 交通安全施策に関する計画
第3部 航空交通の安全についての施策
第3節 航空機の安全な運航の確保

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第3部 航空交通の安全についての施策

第3節 航空機の安全な運航の確保

 航空会社に対し、専門的・体系的な安全監査を引き続き実施するとともに、「運輸安全マネジメント制度」を充実させ、より一層の安全性の向上を図る。また、航空安全に係る情報の収集及び分析を通じた安全性向上のために必要な対策を策定するともに、これらの情報等を関係者間で共有することにより、予防的安全対策を推進する。さらに、安全管理体制の構築を小規模航空運送事業者に拡大する。
 操縦士に係る諸制度について必要な見直しを行うことにより、安全かつ安定的な航空輸送の確保を図る。
 外国航空機の安全性を確保するため、ランプ・インスペクションの充実・強化を図るとともに、外国当局との一層の連携に努める。
 小型航空機の事故を防止するため、小型航空機の運航者に対する指導を強化する。
 悪天による航空交通への影響を軽減し、航空機の運航・航空交通流管理を支援する航空気象情報について、昨年度に引続いて質的向上と適時・適切な発表及び関係機関への迅速な提供を実施するための整備を行う。特に今年度は、積乱雲の発生しやすい暖候期の主として日中に、待機運用となった静止気象衛星「ひまわり6号」による高頻度雲衛星観測(小さい領域を数分間隔で観測)を行い、積乱雲の予測に関する技術開発に取り組む。

  1. 運輸安全マネジメント制度の充実・強化
  2. 航空運送事業者等に対する監督体制の強化
  3. 航空安全情報を通じた予防的安全対策の推進
  4. 航空従事者の技量の充実等
  5. 外国航空機の安全確保
  6. 小型航空機等に係る安全対策の推進
  7. 危険物輸送の安全対策の推進
  8. 航空交通に関する気象情報等の充実

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