第43回沖縄振興開発審議会総合部会議事録

議事次第

○日時: 平成13年11月27日(火)13:15~13:25
○場所:合同庁舎4号館4階 第4特別会議室控室
  1  開会
  2  議事
    総合部会報告(案)審議(工業等開発地区の指定について)
  3  閉会

配布資料

   資料1 総合部会報告(案)
   資料2 「工業等開発地区の指定について(諮問)」
   資料3 「工業等開発地区指定関係資料」

沖縄振興開発審議会総合部会委員名簿

 ○総合部会長
  財団法人沖縄協会理事   亀谷 禮次

 ○総合部会委員(五十音順)
  琉球大学教授   大城 常夫
  沖縄県経済農業協同組合連合会代表理事会長   儀間 義勝
  沖縄県工業連合会会長   金城 名輝
  放送大学沖縄学習センター所長   尚  弘子

出席者

  ○総合部会委員
   亀谷部会長、大城委員、儀間委員、金城(名)委員、尚委員
  ○内閣府
   山本官房審議官、渡辺参事官

議事

○渡辺参事官 大変お待たせいたしました。定刻になりましたので、ただ今から第43回沖縄振興開発審議会総合部会を開催いたします。
 それでは、亀谷部会長よろしくお願いします。

○亀谷部会長 本日は、お忙しい中をお集まりいただきましてまことにありがとうございます。
 本日の会議では、沖縄振興開発特別措置法第11条第1項の規定に基づく工業等開発地区の指定申請について御審議いただきます。それでは早速調査審議に入りたいと思います。
 工業等開発地区の指定に関する調査審議は、沖縄振興開発審議会運営規則第3条第2項の規定により当総合部会に付託されているところであります。
 去る10月19日、稲嶺沖縄県知事から工業等開発地区の申請が小泉内閣総理大臣に提出され、11月21日に内閣総理大臣から本審議会に諮問がありましたので、本日総合部会を開催するにいたりました。
 それでは、早速、工業等開発地区の指定に関します諮問の内容について、事務局から御説明をいただきたいと思います。

○渡辺参事官 資料の2の2ページをお開き願いたいと思いますが、金武町の工業等開発地区の指定につきまして、稲嶺県知事から平成13年10月19日付で内閣総理大臣小泉純一郎あて指定申請が出されております。
 前のページに戻っていただきまして1ページでございますが、内閣総理大臣から審議会に対しましてこの指定をしたいので審議会の意見を求めてございます。
 資料の3をお開き願いたいと思います。指定の関係の資料でございますが、1ページをお開き願います。工業等開発地区制度の概要でございますが、工業等の発展を図るために必要とされる政令で定める要件を備えている地区ということで、要件につきましては政令で定められておりますが、工場用地等労働力の確保の容易性、工業用水の確保の可能性、輸送施設の整備の容易性というのが要件となっております。これにつきまして、沖縄県知事の申請に基づきまして関係行政機関の長に協議し、かつ沖縄振興開発審議会の議を経て内閣総理大臣が指定をするものでございます。指定をされますと、優遇措置といたしまして国税、地方税につきましてそこに記載のとおりの優遇措置等があるわけでございます。 次に、2ページをお開き願いたいと思います。工業等開発地区の指定につきましての指定の基準でございます。1から、工業用地等あるいは労働力の確保の容易性等につきまして、それぞれ基準を定めてございます。
 4ページをお開き願いたいと思います。この指定のそれぞれの要件につきまして、金武町におきます状況が述べられてございます。(1)の工業用地等の確保からそれぞれにつきまして金武町の状況が書いてございますが、この中で特に1の(1)でございますが、工業用地等の確保ということで、これにつきましては平成12年3月に工場立地法第2条の規定に基づく工場適地といたしまして工場立地調査部に金武I.C.地区が記載をされております。また、合わせまして町中央部の金武地区に沖縄電力の火力発電所用地がございまして、これに56ヘクタールが確保され、関連企業の立地が可能となっているものでございます。このほか、労働力の確保、工業等の水の確保等につきまして、それぞれ要件に合致すると考えているところでございます。これにつきましては4ページから6ページにかけてございますが、説明は省略させていただきたいと思います。
 7ページでございます。これまでの既存の指定地区が青色で塗られているところでございます。工業等開発地区につきましては基本的に市町村区域全域が指定をされておりまして、これまでに12の市町村が指定をされております。それで、今回カキ色でございます金武町、北部の市町村でございますが、ここに工業等開発地区を指定するというものでございます。
 8ページを見ていただきますと、これまでに昭和50年から平成12年の豊見城まで12地区が指定をされております。それで、今回は13番目ということでございます。
 9ページ以降は、関連する沖縄振興開発特別措置法あるいは施行令の該当の部分を抜粋をしてございます。これまでに、関係行政機関の長との協議につきましてはすべて終了をしております。この審議会の御了承をいただきますと、今後速やかに指定の手続きをとってまいりたいと考えております。予定といたしましては、12月の上旬にも指定の告示をしていきたいと考えているものでございます。よろしくお願いいたします。

○亀谷部会長 ありがとうございました。
 ただ今の説明につきまして、何かご質問等ございますか。
 それでは、当部会として、本件について、審議会総会への報告のとりまとめを行いたいと思います。
 お手元にございます「総合部会報告(案)」のとおり審議会へ報告してはどうかと考えますが御異議ございませんでしょうか。

(異議なしの声)

○亀谷部会長 それでは、この案をもちましてこのあと1時30分から開催されます審議会へ私から報告させていただきます。
 以上をもちまして、第43回沖縄振興開発審議会総合部会を終了させていただきます。
 どうもありがとうございました。