資料10 第77回障害者政策委員会への事前意見 (福)全国社会福祉協議会 全国身体障害者施設協議会 会長 白江 浩 1 (国土交通省・p14)パーキングパーミット制について ○都道府県での扱いが相違し、県をまたいでの利用で混乱が起きています。 (対象の相違、マークの相違等) また、全国民に周知する上でも理解が進みづらい状況があります。 全国での統一した制度化はできないのでしょうか。 2 (厚労省・p75)虐待防止法について ○施行以来10年が経過しましたが、1度も見直しがされていません。 この間、通報件数も認定件数も増え、いわゆる認定率も高くなっていると思います。 掘り起こしが進んだという時期は過ぎ、見直しが必要ではないかと考えます。 対象(学校や医療機関、先日は人権擁護局でも虐待とは言えなくも不適切な対応がありました)、年齢による対応の在り方等の一元的な取組みなど見直しの検討があっても良いと思います。 見直しの予定はないのか、お伺いします。 3 (厚労省・p78)成年後見の促進と意思決定支援の在り方について ○後見人(保佐人・補助人含む)が不要と思われる方でも、成年後見人をつけようとされる、ご家族・親族がおられます。 裁判所に相談され、調査官と共に来られ、ご本人の状態を十分に理解できない調査官とご家族で話が進んでしまうケースが今もあります。 特に言語障害等でご本人の意思確認の方法が不十分なまま話が進められているケースもあります。 適正な制度運用ができる人材確保、養成をお願いします。 4 (厚労省・p118)難病相談支援センターの質の向上について ○制度導入より20年が経ち、難病法による法的位置づけも明確になってからでも10年が経過します。 私の記憶に間違いなければ、ほぼ全て(1県のみ未設置?)の都道府県・政令指定等で設置が進んできました。 しかし、地域間格差は大きく、その背景には予算措置の格差が大きいのではないかと考えます。 相談員(資格等)の質、相談体制(人数等)の質という視点で、厚労省はどのように認識しておられるのか?お教えください。