少子化対策

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補章 海外の少子化の動向

第1節 世界の人口と出生率の推移

(世界の人口)

 世界の人口は20世紀以降急激に増加してきた。国際連合の資料によると、1900年には16.5億人、1950年には25.2億人であったものが、1975年には40億人、1990年には50億人、2000年には60億人を超え、2005年には64.6億人に達している。1900年と比較をすると、105年間に世界の人口は約4倍に増加したことになる。第1‐補‐1図のとおり、20世紀後半からの世界人口の伸びが、人類の歴史上急激なものであることがわかる。
 国連の人口推計によると、今後とも世界の人口は増加を続け、2025年には79億人、2050年には90.8億人と、現在よりも約26億人も増加することが予想されている。
 今後の人口増加率をみると、世界的に低下傾向がみられるが、その水準が最も高いのはアフリカであり、これに次ぐのが、アジア、ラテンアメリカ、オセアニアとなっている。一方、ヨーロッパは全体としては人口減少となる。
 2050年における世界の人口割合は、アジアが57.5%(60.4%)、アフリカが21.3%(14.0%)、ラテンアメリカが8.6%(8.7%)、ヨーロッパが7.2%(11.3%)(カッコ内は2005年の数値)であり、人口が最も多い国は、インド(15.9億人)であり、次いで中国(13.9億人)、アメリカ(3.9億人)、パキスタン(3億人)、インドネシア(2.8億人)の順であり、日本は世界で第16位(1.1億人)と予想されている。
第1‐補‐1図 世界の人口の動き

(世界の合計特殊出生率)

 世界全体の合計特殊出生率の動きをみると、1950~55年の平均で5.02の水準にあったが、その後低下傾向に入り、1975~80年平均で3.92と4を下回り、1995~2000年平均では2.79と3を下回った。2000~05年平均では2.65であり、先進地域では1.56、発展途上地域では2.90となっている。国連の推計によれば、2045~50年平均では世界全体では2.05、うち先進地域では1.84、発展途上地域では2.07である。
 世界の合計特殊出生率(2000~05年平均)を地域区分別にみると、アフリカが4.97と、他地域を大きく引き離して最も高い。次いで、ラテンアメリカ(2.55)、アジア(2.47)、オセアニア(2.32)の順となっている。ヨーロッパは1.40と低く、北部アメリカは1.99である。
 なお、これを国・地域別にみると、最も高いのがニジェール(7.91)であり、以下、東チモール(7.79)、アフガニスタン(7.48)、ギニア=ビサウ(7.10)、ウガンダ(7.10)が続いている。その一方で、最も低いのはマカオ(0.84)であり、以下、香港(0.94)、ウクライナ(1.12)、チェコ(1.17)、スロバキア(1.20)、スロベニア(1.22)が続いている。
第1‐補‐2図 世界各国・地域の合計特殊出生率(2000~05年平均)
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