少子化対策

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第1節 乳幼児とふれあう機会の充実等を図る

子どもたちが家族・社会の一員として、さらに将来の親として必要な基礎・基本を習得できるよう、様々な体験を通じて、家庭を持つことの重要性等について理解を深められるようにすることは重要である。

2008(平成20)年1月にとりまとめられた中央教育審議会の「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領の改善について(答申)」では、学習指導要領改訂の基本的な考え方の一つとして、豊かな心や健やかな身体の育成のための指導の充実を提唱し、その中で体験活動の充実を提言している。文部科学省では、この答申を踏まえ、2008年3月に幼稚園教育要領及び小・中学校の学習指導要領を改訂したところである。

また、2002(平成14)年度から実施している「豊かな体験活動推進事業」では、「体験活動推進地域・推進校」、「地域間交流推進校」、「長期宿泊体験推進校」等を指定するほか、命の大切さを学ばせるのに有効な体験活動について調査研究を実施し、乳幼児の保育体験など、他校のモデルとなる体験活動を実施するとともに、その成果をブロック交流会等を通じて全国に普及している。2007(平成19)年度は、「長期宿泊体験推進校」に替えて、人間力の基礎の戦略的な育成を支援するため、新たに「学校教育における人間力向上のための長期宿泊体験活動推進プロジェクト~仲間と学ぶ宿泊体験教室~」を実施した。

さらに、私立高等学校や私立幼稚園において円滑に保育体験学習が実施されるよう、保育体験学習に関する経費を補助する都道府県に対し、所要経費の一部を補助している。

また、児童館や保健センターなどの公的施設等を活用して、主に、中学生及び高校生が乳幼児(0歳児の赤ちゃん)とふれあうことによって、他者への関心や共感能力を高め、乳幼児を身近な存在として意識し、愛着の感情を醸成するとともに、将来、子育てに関わった時の貴重な予備体験とすることで、育児不安から生じる虐待の予防にもつながるものとして、2003(平成15)年度から「児童ふれあい交流促進事業」を実施している。本事業は、あらかじめ、赤ちゃん講座などの事前学習を行った上で、乳幼児とのふれあい交流の機会を作ることとしているが、事前学習では、乳幼児の発達や生命の大切さなどについての講習、育児体験談などを交えた保護者との交流、赤ちゃん人形等の教材を使用した擬似体験、乳幼児健診の場や保育所、つどいの広場などの見学等を行っており、日頃、乳幼児と接する機会が少ない中学生、高校生にも、乳幼児へのイメージを膨らませ、予備知識を持ってもらうことで、取組の効果が高まるようにしている。


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