第2章 なぜ少子化が進行しているのか 

1 晩婚化・未婚化の進展

(未婚率の上昇)
 わが国では、子どもは男女が結婚してから生まれる場合が大半であるので、結婚しない人たちの割合が増加すれば、子どもの出生数に影響を与えることになる。20歳代後半から30歳代の未婚率(結婚していない人の割合)をみると、1970年代頃まで安定した率で推移していたのが、70年代半ば頃から上昇傾向が顕著となってきた。そこで、出生率低下の原因として、未婚化の進展が主な理由として指摘されるようになってきた。
 総務省「国勢調査」によると、2000(平成12)年の全国における20〜39歳の未婚者数は、約1,833万人であり、男性が約1,040万人、女性が約793万人である。

 
第1−2−2図 2000年の未婚者数(年齢階級別)

第1−2−2図 2000年の未婚者数(年齢階級別)

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 また、国勢調査によれば、20〜34歳の未婚率は、1950(昭和25)年から80(昭和55)年頃までは、男性が約50%、女性は約33%と、さほど変化がなく推移をしてきた。しかし、1980年代後半から未婚率が上昇傾向となり、2000(平成12)年には、男性68.2%、女性55.5%となっており、結婚していない人の方が多くなっている。

 
第1−2−3図 未婚率の推移(20〜34歳)

第1−2−3図 未婚率の推移(20〜34歳)

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 5歳年齢階級別の未婚率をみると、1980(昭和55)年と2000(平成12)年を比較して、男性の場合、25〜29歳では55.1%から69.3%へ、30〜34歳では21.5%から42.9%へと倍増し、女性の場合、25〜29歳では24.0%から54.0%へと倍増し、30〜34歳では9.1%から26.6%へと3倍になっている。
 女性の25〜29歳では、1970年代では「5人に1人が独身」であったが、30年間に「2人に1人が独身」という状態に変化している。男性の25〜29歳では、70年代では「2人に1人が独身」であったが、現在は「10人に7人は独身」となっている。

 
第1−2−4図 年齢別未婚率の推移

第1−2−4図 年齢別未婚率の推移

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 第1節 少子化の原因

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