3 子育てに対する負担感の増大
(理想子ども数と実際の子ども数の差)
子育てに対して、心理的・肉体的負担があることや、子育てや教育の費用などの経済的負担があることなど、負担感が増大していることが、出生率に影響を与えていると指摘されている。
妻が考える理想の子ども数と、実際に持つ子ども数を平均値で比較すると、格差がある。2002(平成14)年では、理想子ども数は2.56人であるが、平均出生児数は2.23人である。両者の調査を始めた1977(昭和52)年以降、実際に持つ子ども数は、常に理想の子ども数を下回っている。
なお、70年代以降、平均出生児数は、2.2人前後で一定しているが、第1章第3節でみたとおり、1960年代以降に生まれた女性の出生力はそれ以前と比較をして低下しているきざしがうかがえるので、今後は平均出生児数も低下するのではないかと推測されている。
第1−2−23図 平均出生児数・理想子ども数の推移