第2章 なぜ少子化が進行しているのか 

(理想の子ども数を持たない理由)
 このような、理想と現実の乖離の背景は何であろうか。理想の子ども数を持たない理由の中で、最も多いのは「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」であり、全体で62.9%の人が指摘している。この他には、「高齢で生むのはいやだから」(33.2%)、「これ以上、育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから」(21.8%)、「子どもがのびのび育つ社会環境ではないから」(20.4%)が多い。年齢別にみると、「子育てや教育にお金がかかるから」はすべての年齢階級で最も多いが、若年層では圧倒的に高い理由となっている。このほかの理由をみると、若年層では、「これ以上、育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから」と「子どもがのびのび育つ社会環境ではないから」が多く、35歳以上では、「高齢で生むのはいやだから」が多くなっている。

第1−2−24表 理想の子ども数を持たない理由
(%)
  子育てや教育にお金がかかりすぎるから 家が狭いから 自分の仕事に差し支えるから 子どもがのびのび育つ社会環境ではないから 自分や夫婦の生活を大切にしたいから 高齢で生むのはいやだから これ以上、育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから 健康上の理由から 欲しいけれどできないから 夫の家事・育児への協力が得られないから 夫が望まないから 一番末の子が夫の定年退職までに成人してほしいから その他
総数 62.9 14.6 17.1 20.4 11.5 33.2 21.8 19.7 15.7 12.1 7.2 9.6 5.6
資料: 国立社会保障・人口問題研究所「第12回出生動向基本調査」(2002(平成14)年)
注: 予定子ども数が理想子ども数を下回る夫婦を対象。総数には25歳未満を含む。理由不詳を除く。

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第1−2−25図 理想の子ども数を持たない理由

第1−2−25図 理想の子ども数を持たない理由

 第2節 少子化の原因の背景

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