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コラム 結婚・離婚はどの季節が多いのか
英語のジューンブライド(June bride、6月の花嫁)は、ローマ神話で家庭の守護神ジュノーの月が6月であることに由来して、「6月に結婚すると幸せになる」という意味で使われている。わが国では、6月に結婚するカップルは多いのだろうか。
厚生労働省の人口動態統計に基づき、月別婚姻件数の平均値(2002年から3年間の平均値)をみると、梅雨入りしている地域が多いわが国では、6月の結婚はそれほど多くなく(少ない方から5番目)、気候のいい春や秋の方が多い。具体的には、3月が最も多く、次に11月、12月となっており、逆に、最も少ない月は、1月で、次いで8月、9月となっている。正月という特殊な1月を除けば、夏の暑い時期は敬遠されているようである。婚姻件数は、夏の暑い時期や冬の寒い時期を避けて、過ごしやすい春や秋に結婚式を行う人が多いことの影響と考えられる。
一方、離婚件数については、3月が最も多くなっているものの、どの月も同程度の件数で月別の差はほとんどない。3月が多いのは、子どもがいた場合、学年途中で親が離婚し、姓が変わるということを避けるため、年度末を選ぶという親の配慮も影響しているのではないかと推測できる。しかし、離婚を決めるにあたっては、時期を考えるというよりも、決断したらできる限り早く別れたいという心理的な要因も関係するので、月別の変動が婚姻ほど顕著に現れないものと考えられる。
一般に3月は、会計の年度末や学校の卒業と「別れの季節」であるが、この月に離婚も結婚も多いということは、日本の四季や日本人の行動パターンが影響を与えているようであり、興味深い。
第1−1−10図 月別婚姻件数・離婚件数の平均件数
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