第1部 少子化対策の現状と課題 

(公費負担の割合は、子育て費用総額の約5割)
 子育て費用について、公費負担・私費負担別6にみると、2002年度では公費負担は20兆円と、子育て費用全体の約5割(51.8%)を占めている。実質的な私費負担は18.5兆円である。1997年度と比較をすると、子育て費用の総額は少子化の影響により減少しているが、公費の負担額は増加している。


6 内閣府「社会全体の子育て費用に関する調査研究」(2005年)における「公費負担」とは、国や地方自治体の負担金、補助金等の負担のほか、社会保険における負担や扶養控除による税の軽減等も含む。一方、「私費負担」とは、保育料や医療保険の自己負担分、衣食住費などの家計の負担をいう。


 
第1−5−16図 子育て費用総額の公費負担・私費負担の内訳(家庭内育児活動費用を除く場合、18歳未満)

第1−5−16図 子育て費用総額の公費負担・私費負担の内訳(家庭内育児労働費用を除く場合、18歳未満)

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 公費負担の内訳を施策領域別にみると、「学校教育費」が圧倒的に多く、2002年度では12.9兆円と、公費負担総額の64.5%を占めている。次いで、福祉・医療関係が5.6兆円(28.0%)、租税支出等が1.5兆円(7.4%)となっている。
 福祉・医療関係の公費負担の内訳をみると、児童福祉サービス費が2.1兆円、医療費が2.1兆円、手当等給付費が1.5兆円となっている7。これらは、1997年度と比較をして、いずれも増加している。


7 内閣府「社会全体の子育て費用に関する調査研究」(2005年)における「福祉・医療関係」の公費負担の額の方が、2002年度の社会保障給付費の中の「児童・家族関係給付費」よりも大きいが、主たる相違は、前者には保育サービスの利用者負担や子どもの医療費が含まれているからである。


 
第1−5−17図 公費負担の内訳

第1−5−17図 公費負担の内訳

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第1−5−18図 福祉・医療関係費(公費負担)の内訳(18歳未満)

第1−5−18図 福祉・医療関係費(公費負担)の内訳(18歳未満)

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 第2節 家庭と社会全体の子育て費用

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