第1部 新しい少子化対策の推進 

3 少子化の原因とその背景

(未婚化の進行)
 前述したとおり、晩婚化・晩産化の進行、夫婦が持つ子どもの数の減少が少子化の直接の原因であるが、これらに加えて、なかなか結婚しない若者が増加しているという未婚化の進行が、少子化の大きな原因となっている。
 2005(平成17)年の総務省「国勢調査」によると、25〜39歳の未婚率は、男女ともに引き続き上昇しており、2000(平成12)年と比較すると、男性では、25〜29歳では71.4%、30〜34歳では47.1%、35〜39歳では30.0%となっており、それぞれ2.1ポイント、4.2ポイント、4.3ポイント上昇している。女性では、25〜29歳で59.0%、30〜34歳で32.0%、35〜39歳で18.4%と、それぞれ5.0ポイント、5.4ポイント、4.6ポイント上昇している。年齢階級(25〜39歳)別未婚率の推移は、第1−1−8図のとおりであり、いずれの階級においても、未婚率の上昇に歯止めがかかるきざしはみられない。こうした最近の未婚化の状況は、30代の男性・女性ともに9割が結婚していた1970(昭和45)年とは大きな違いである。
 わが国では、子どもは男女が結婚してから生まれる場合が大半であるので、結婚しない人たちの割合が増加すれば、子どもの出生数に影響を与えることになる。わが国の全出生数に占める非嫡出子の割合は1.99%(2004年)であり、30%から50%台の水準である欧米諸国とは大きく異なっている10

9 本書において、2005年の総務省「国勢調査」は第1次基本集計結果である。
10 たとえば、フランスでは44.3%(2002年)、スウェーデンでは56%(2003年)であるが、このように非嫡出子の割合が高いのは、これらの国では、男女のカップルが法律上の結婚に至るまでに同棲という事実婚の状態を経ることが多いこと、非嫡出子であっても法的には嫡出子とほぼ同じ権利を享受できること、結婚形式の多様化に対する社会一般の受入れが背景にあると考えられる。


第1−1−8図 男女・年齢階級(25〜39歳)別未婚率の推移
第1-1-8図 男女・年齢階級(25〜39歳)別未婚率の推移

 第1章 少子化の現状

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