第2節 |
学校給食での郷土料理等の積極的な導入やイベントの活用 |
郷土料理や伝統料理等は、その土地の産物を使って独自の料理法で作られ、食べ継がれてきたものであり、これらは子どもに地域の産業や文化に関心を持たせる上で良い教材となる。このため、学校給食でも多くの学校で取り入れられている。
郷土料理等を使う教育手法について言えば、例えば、郷土の料理等についてお年寄りに尋ねたり、家庭に伝わる料理を聞くなどの方法等があり、昔からその料理が作られてきた由来を知ることにより、地域に関する学習が促進される。
現在、地場産物の活用のさらなる促進が図られているが、それにあわせて各地において学校給食に郷土料理等が積極的に導入され、行事等においても使用されており、今後とも郷土料理等を通じた学校給食の教育的効果がさらに上がることが期待される。
このように郷土料理等を学校給食に取り入れて食文化を伝承し、次代を担う子どもたちにふるさとの味を残し伝えることは大切なことである。そのため、栄養教諭は、献立作成において郷土料理等を積極的に活用し、子どもたちの調べ学習の際に適切な資料を提供することなどにより、子どもたちに伝統的な食文化を継承する上で重要な役割を果たしている。

健康づくりの国民運動の推進のため、毎年「健康日本21全国大会」を開催している。平成17年10月に鹿児島県鹿児島市で開催した「第6回健康日本21全国大会」では、全国食生活改善推進員団体連絡協議会及び鹿児島県食生活改善推進員連絡協議会の食生活改善推進員が主体となり、お正月料理、さつまいもを使ったお菓子、にがうり料理、奄美の食材を使った料理等鹿児島の郷土料理の展示を行った。
また、平成18年6月に大阪府大阪市で開催された第1回食育推進全国大会(第4章第1節参照)においても、食生活改善推進員による全国各地の郷土料理の展示が行われ、地域の伝統ある食文化の紹介が行われた。
また、地域の食文化や食育の取組を紹介するイベント「NHK食育・健康フェア」を実施しており、平成17年度には全国12か所、平成18年度には全国10か所の市町村で開催している。ステージイベント「あなたが主役ふるさとの味」コーナーでは、地元の農家の人や子どもたち等によって地場産物を使った郷土料理や学校給食のメニュー、地域での食育の取組の様子が紹介されている。

健康日本21全国大会の鹿児島県の郷土料理ブース

食育推進全国大会の食生活協会の展示ブース
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全国各地で行われている文化活動を全国規模で発表、交流することを目的として毎年開催している国民文化祭を活用し、地域の郷土料理や伝統料理、その歴史等を広く発信している。平成17年10月に福井県で開催された「第20回国民文化祭・福井2005」の越前・若狭食文化の祭典において、郷土料理の実習、試食や古代若狭の食文化の展示等を行った。

第20回国民文化祭・福井2005 越前・若狭食の祭典(そば街道 今庄から)