第4章 高齢男女の暮らし

(進む高齢化)
 我が国の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は,昭和25年に4.9%であったものが諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行して今日に至っており,今後も一層進むことが予測されている(第16図)。
 人口の高齢化の主な要因は,出生率の低下と平均寿命の伸びである。出生率の低下については第3章で触れたが,平均寿命をみると,平成11年には,女性は83.99年,男性は77.10年となっている。男女差は少しずつ拡大しており,11年には6.89年となっている。このようなことから,高齢者に占める女性の割合は高く,65歳以上では約6割,85歳以上では約7割が女性となっている。

第16図 65歳以上の高齢者人口及び高齢化率の推移

(介護に対する社会の支援)
 介護の問題は,高齢化の問題と切り離すことができない。
 介護保険法に基づく要支援又は要介護の認定を受けている者は13年1月末現在で約251万人であり,65歳以上人口の約11%に相当する(ただし,要支援又は要介護の認定を受けている者には,老化に伴って生じた要介護状態にある40歳から65歳までの者が含まれる。)。
 厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成10年)によると,65歳以上の在宅の要介護者の主な介護者の83.2%が女性である。
 介護に対する社会の支援についての考え方をみると,「社会がある程度支援する必要がある」が43.7%,「社会が積極的に支援する必要がある」が39.0%となっているが,男性よりも女性で積極的に支援する必要があるとする人の割合が高くなっている。
 このように,介護の負担を要介護者の家族,とりわけ女性に集中することなく,社会全体で支えていくことが重要である。


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