第4章 パーソナル・アドバイザーの勤務形態

 通常,PAは月曜日〜金曜日の午前9時から午後5時までの勤務となり,必要に応じて残業や休日出勤がある。休日に関しては,各コネクションズ・パートナーシップや職務内容によって異なるものの,新規のフルタイム雇用者は年間23日から28日の休日を取得可能であり,1年以上の経験を有するフルタイムのスタッフは,1年間に最大35日の休日を取得できる。また,雇用主はフレックスタイムを提示してもよく,さらに,一部のコネクションズ・パートナーシップでは,パートタイムやワークシェアによるPAも存在する。
 また,集中的・持続的支援が必要な若者に対してはPA一人が常に若者30人を担当し,手厚いガイダンスが行われる若者については,PA一人が常に若者240人を担当するとされている。さらに,情報提供が主な支援となる若者については,PA一人が常に若者800人を担当することになる。
 現地アンケートの調査結果によれば,勤務形態項目に対する回答者86人中,フルタイム勤務者が72人,パートタイム勤務者が14人であった。過去にはフルタイムだったが現在はパートタイムで働いていると答えたPAが二人いた。パートタイムのPAは,大半が週3.5日から4日勤務しているが,週1日のみPAとして勤務し,他の日は教員として勤務していると答えた例もあった。
 勤務時間であるが,フルタイムの場合は週35時間から37.5時間程度で,大半が午前8時半か9時から午後5時か6時までとアンケートに回答している。学校で勤務しているPAの中には,学期中のみ勤務していると答えたPAもいた。フレキシブルな時間で働いているとの回答が10人ほどから得られ,センターと学校など複数の勤務場所がある場合は,勤務時間も柔軟に考慮されていると思われる。また,学校やカレッジの公開日並びに保護者を招いてのイベントなどを催す場合,時間外の勤務が必要となる。通常は月曜から金曜までの勤務だが,イベントなどの関係で週末に働くこともあり,週40時間以上の労働になることが多いとの声も寄せられている
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図6-2 PAの勤務形態

第5章 パーソナル・アドバイザーの兼業の状況

 PAの雇用方法には,コネクションズ・パートナーシップが直接PAの雇用主となる直接雇用方式と,コネクションズ・パートナーシップが委託した協力会社が,PAの採用と雇用,トレーニング及び派遣を担当する間接雇用方式がある。各コネクションズ・パートナーシップによって雇用方式は異なっており,契約方法は一様ではない。PAの雇用形態には大きく分けて「フルタイム勤務」,「パートタイム勤務」の二つがあり,今回のアンケート調査の結果から,その比率はフルタイム勤務約21人に対し,パートタイム勤務が約4人となっている。このうちパートタイムと回答したPAについては,今回の調査においては詳しい副業の状況は不明である。
 Northumberland Connexionsの例を挙げれば,全スタッフ111人(女性88人,男性23人)のうち,専任のPAは60人(54.1%)である。このうち4人は民間企業の非営利部門に所属しているが,給与は所属企業からの給与以外に補助金の形でNorthumberland Connexionsが負担している。
 一方,Connexions South Londonのコネクションズ・パートナーシップにおけるPA127人のうち,21人はコネクションズ・パートナーシップの社員で,残りの106人は人材サービス会社からの派遣社員となっている。

第6章 パーソナル・アドバイザーの勤続年数

 アンケート調査では,総回答者86人のうち二人を除く84人からPAとしての勤続年数の回答を得られている。このうち「コネクションズ・サービスの開始当初から勤務している」と答えた者,及びコネクションズ・サービス開始からの経過年数以上の年数を答えた者を合わせた8人については,「コネクションズ・サービス開始以来」と考えて5年間の勤務と換算し,PAとしての平均年数を割り出したところ,PAの平均勤続年数は約2年10か月であった。回答の中には6か月前にインターンからPAになった例,採用されて1か月未満の例も見受けられたが,PAとして3年以上勤務していると回答した者が84人中48人と過半数を占めた(図VI-3参照)。
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図6-3 PAの勤続年数