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第2部 調査の結果


第6章 情報通信関係

2 インターネット利用

(1)携帯電話でのインターネット利用

Q39(F11) あなたは,携帯電話でインターネットを利用していますか。携帯電話でのインターネット利用とは,@マーク付きのアドレスにメールを送ったり,情報サイトを閲覧することをいいます。(○は1つだけ) 

  1. 利用している
  2. 利用していない
  3. わからない
  4. 無回答

 日本の青年に携帯電話でのインターネット利用について聞いたところ,「利用している」は84.9%である。

 5か国比較でみると,日本以外の4か国では,「利用していない」(韓国71.6%,アメリカ69.3%,イギリス68.3%,フランス85.6%)と回答した者の割合が高くなっている。

図表6−2−1−1 携帯電話でのインターネット利用(CSVファイル)
図表6−2−1−1 携帯電話でのインターネット利用


 日本の青年について男女別にみると,差はみられない。

図表6−2−1−2 携帯電話でのインターネット利用(男女別)(CSVファイル)
図表6−2−1−2 携帯電話でのインターネット利用(男女別)

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(2)パソコンでのインターネット利用

Q40(F12) あなたは,パソコンでインターネットを利用していますか。(○は1つだけ)

  1. 利用している
  2. 利用していない
  3. わからない
  4. 無回答

 日本の青年にパソコンでのインターネット利用について聞いたところ,「利用している」が77.6%である。

 5か国比較でみると,パソコンでインターネットを「利用している」と回答した者の割合は韓国が98.6%で最も高く,アメリカ(84.5%),フランス(81.9%),イギリス(81.6%)が8割台,日本(77.6%)が7割台となっている。

図表6−2−2−1 パソコンでのインターネット利用(CSVファイル)
図表6−2−2−1 パソコンでのインターネット利用

 日本の青年について男女別にみると,差はみられない。

図表6−2−2−2 パソコンでのインターネット利用(男女別)(CSVファイル)
図表6−2−2−2 パソコンでのインターネット利用(男女別)

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(3)インターネット利用前後で変化したこと

【Q39またはQ40で「1」と答えた,携帯電話やパソコンでインターネットを利用している人に】
Q41 [提示カード36]あなたがインターネットを使う前と後で変わったと思うことを,この中からいくつでも選んでください。

a まず,増えたり,広がったりしたものはどれですか。(○はいくつでも)
b では,インターネットを利用することで,減ったり,狭まったりしたものは,どれですか。(○はいくつでも)

  1. 行動範囲
  2. 親とのコミュニケーション
  3. 友人とのコミュニケーション
  4. 自分の意見を言う機会
  5. 新しい知人を得る機会
  6. トラブルにあう不安
  7. 政治や経済などへの関心
  8. 生活の楽しさ・面白さ
  9. ストレス
  10. 孤独感
  11. 学習時間
  12. 睡眠時間
  13. その他(具体的に)
  14. 変わらない・ない
  15. わからない
  16. 無回答

 インターネット利用前後で変化したことを聞いた。
 日本の青年に,まず,インターネットを利用した後で増えたり,広がったりしたものについて聞いたところ,「生活の楽しさ・面白さ」が49.0%で最も高く,以下「友人とのコミュニケーション」(45.0%),「行動範囲」(36.7%)の順となっている。
 一方,インターネットを利用することで,減ったり,狭まったりしたものとしては,「睡眠時間」が35.2%で最も高いが,その他の項目は「学習時間」(11.9%)を除いて1割未満となっており,「変わらない・ない」と回答した者が,44.3%である。

図表6−2−3−1 インターネット利用前後で変化したこと(日本)(CSVファイル)
図表6−2−3−1 インターネット利用前後で変化したこと(日本)

 インターネットを利用した後で増えたり,広がったりしたものを5か国比較でみると,韓国では,日本と同様に「生活の楽しさ・面白さ」が61.5%で最も高く,以下「友人とのコミュニケーション」(37.2%),「行動範囲」(27.1%),「新しい知人を得る機会」(24.7%),「政治や経済などへの関心」(23.9%),「自分の意見を言う機会」(23.0%)の順となっている。
 アメリカ,イギリス,フランスでは,「友人とのコミュニケーション」(アメリカ63.8%,イギリス57.8%,フランス58.6%)と回答した者の割合が最も高くなっている。アメリカでは,以下「行動範囲」(40.3%),「自分の意見を言う機会」(29.3%),「新しい知人を得る機会」(28.2%)の順となっている。
 一方,イギリスでは,以下「新しい知人を得る機会」(26.1%),「行動範囲」(23.5%)の順となっている。
 フランスでは,以下「生活の楽しさ・面白さ」(48.2%),「新しい知人を得る機会」(32.3%)の順となっている。

 インターネットを利用することで,減ったり,狭まったりしたものとしては,日本と同様に他の4か国でも,「睡眠時間」(韓国52.9%,アメリカ25.0%,イギリス23.4%,フランス27.2%)と回答した者の割合が最も高く,特に韓国では5割台となっている。
 韓国では,以下「親とのコミュニケーション」(46.8%),「学習時間」(35.2%)の順となっている。
 アメリカでは,以下「学習時間」(15.9%),「ストレス」(12.6%),「孤独感」(11.8%)の順となっている。
 一方,イギリスとフランスでは,「変わらない・ない」と回答した者が,イギリスで47.1%,フランスで51.1%となっている。



図表6−2−3−2 インターネット利用前後で変化したこと:「増えたり,広がったりしたもの」(5か国比較)(CSVファイル)
図表6−2−3−2 インターネット利用前後で変化したこと:「増えたり,広がったりしたもの」(5か国比較)

図表6−2−3−3 インターネット利用前後で変化したこと:「減ったり,狭まったりしたもの」(5か国比較)(CSVファイル)
図表6−2−3−3 インターネット利用前後で変化したこと:「減ったり,狭まったりしたもの」(5か国比較)

 インターネットを利用した後で増えたり,広がったりしたものを,日本の青年について男女別にみると,「友人とのコミュニケーション」(男性41.4%,女性48.5%)は男性より女性の割合が,「政治や経済などへの関心」(同18.8%,9.9%)は女性より男性の割合が高くなっている。
  また、インターネットを利用することで、減ったり、狭まったりしたものを日本の青年について男女別にみると、差はみられない。



図表6−2−3−4 インターネット利用前後で変化したこと:「増えたり,広がったりしたもの」(男女別)(CSVファイル)
図表6−2−3−4 インターネット利用前後で変化したこと:「増えたり,広がったりしたもの」(男女別)


図表6−2−3−5 インターネット利用前後で変化したこと:「減ったり,狭まったりしたもの」(男女別)(CSVファイル)
図表6−2−3−5 インターネット利用前後で変化したこと:「減ったり,狭まったりしたもの」(男女別)

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(4)インターネット利用で体験したトラブル

【Q39またはQ40で「1」と答えた,携帯電話やパソコンでインターネットを利用している人に】
Q42 [提示カード37]あなたがインターネットを利用していて,次のようなことがありましたか。あてはまるものをいくつでもあげてください。(○はいくつでも)

  1. 不当請求,架空請求を受けた,オークションやインターネットショッピングで被害にあった
  2. 18歳未満の子どもにとって有害な情報(性的な内容,残虐的・暴力的な内容,自殺を誘発する内容,犯罪を誘発する内容などの情報)を含むサイトを見たことがある
  3. 匿名で,うその情報や,他人をからかう書き込みをしたことがある
  4. 電子掲示板やメールで,匿名で中傷やいやがらせを受けたことがある
  5. 年齢を偽ってアクセスしたことがある
  6. 迷惑メールが頻繁に送られてきたことがある
  7. あてはまるものはない
  8. わからない
  9. 無回答

 日本の青年についてインターネット利用で体験したトラブルとしては,「迷惑メールが頻繁に送られてきたことがある」が44.2%で最も高く,以下「18歳未満の子どもにとって有害な情報(性的な内容,残虐的・暴力的な内容,自殺を誘発する内容,犯罪を誘発する内容などの情報)を含むサイトを見たことがある」(16.5%),「不当請求,架空請求を受けた,オークションやインターネットショッピングで被害にあった」(15.6%)の順となっている。
 「あてはまるものはない」という者は,44.0%である。

 5か国比較でみると,日本と同様に他の4か国でも「迷惑メールが頻繁に送られてきたことがある」(韓国64.1%,アメリカ65.4%,イギリス53.9%,フランス34.1%)が最も高く,次いで「18歳未満の子どもにとって有害な情報を含むサイトを見たことがある」(同43.4%,42.5%,21.3%,18.5%)と回答した者の割合が高くなっている。特に韓国とアメリカは,いずれも日本を20ポイント以上,上回っている。

図表6−2−4−1 インターネット利用で体験したトラブル(CSVファイル)
図表6−2−4−1 インターネット利用で体験したトラブル

 日本の青年について男女別にみると,「18歳未満の子どもにとって有害な情報を含むサイトを見たことがある」(男性22.0%,女性11.2%)と「不当請求,架空請求を受けた,オークションやインターネットショッピングで被害にあった」(同19.6%,11.8%)と回答した者の割合は,女性より男性が高くなっている。

図表6−2−4−2 インターネット利用で体験したトラブル(男女別)(CSVファイル)
図表6−2−4−2 インターネット利用で体験したトラブル(男女別)

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(5)インターネット上の有害情報の規制

Q43 [提示カード38]インターネット上の有害情報(性的な内容,残虐的・暴力的な内容,自殺を誘発する内容,犯罪を誘発する内容)を,18歳未満の子どもの目にふれないまたは入手できないようにするために,どのようにすべきだと思いますか。この中から最も大事だと思うものを1つだけ選んでください。(○は1つだけ)

  1. 規制すべきではない
  2. フィルタリングサービスを利用する
  3. 情報を発信する者やプロバイダなどが自主的に規制する
  4. 法的な規制が必要である
  5. わからない
  6. 無回答

 日本の青年に,18歳未満の子どもの目にインターネット上の有害情報を,ふれないまたは入手できないようにするためにすべきことを聞いたところ,「法的な規制が必要である」と回答した者の割合が43.4%で最も高く,「フィルタリングサービスを利用する」が25.3%,「情報を発信する者やプロバイダなどが自主的に規制する」が23.8%である。

 5か国比較でみると,韓国でも,日本と同様に「法的な規制が必要である」(43.9%)と回答した者の割合が最も高く,「フィルタリングサービスを利用する」(31.4%),「情報を発信する者やプロバイダなどが自主的に規制する」(17.3%)の順となっている。
 アメリカとイギリスでは「フィルタリングサービスを利用する」(アメリカ39.3%,イギリス45.9%)で最も高く,次いで「法的な規則が必要である」(同30.9%,30.7%)と答えた者の割合が高くなっている。
 一方,フランスでも,「フィルタリングサービスを利用する」(47.9%)と回答した者の割合が4割台で最も高くなっているが,以下「情報を発信する者やプロバイダなどが自主的に規制する」(19.0%),「法的な規制が必要である」(14.4%),「規制すべきではない」(14.1%)と回答した者の割合は,いずれも1割台である。

図表6−2−5−1 インターネット上の有害情報の規制(CSVファイル)
図表6−2−5−1 インターネット上の有害情報の規制

 日本の青年について男女別にみると,「法的な規制が必要である」(男性36.1%,女性50.5%)は男性より女性の割合が,「フィルタリングサービスを利用する」(同29.2%,21.6%)は女性より男性の割合が,それぞれ高くなっている。

図表6−2−5−2 インターネット上の有害情報の規制(男女別)(CSVファイル)
図表6−2−5−2 インターネット上の有害情報の規制(男女別)

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