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第2部 調査の結果


第7章 人生観関係

5 男女関係

(1)男女の役割観

Q51 次のような意見にあなたは賛成ですか,反対ですか。(○はそれぞれ1つずつ)

a 男は外で働き,女は家庭を守るべきだ
b 子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない

  1. 賛成する
  2. 反対する
  3. わからない
  4. 無回答

 男女の役割観について2つの考え方をあげて,その意識を聞いたところ,日本の青年では「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」に「賛成する」は20.6%,「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」に「賛成する」は25.1%で,いずれも「反対する」が多数を占めている。

図表7−5−1−1 男女の役割観(日本)(CSVファイル)
図表7−5−1−1 男女の役割観(日本)

 5か国比較でみると,「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」という考えに「賛成する」と回答した者の割合は,イギリス(22.5%)が最も高く,日本(20.6%),アメリカ(18.2%),フランス(14.8%),韓国(12.4%)の順となっている。

  「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」に「賛成する」と回答した者の割合は,韓国(51.8%)が最も高く,イギリス(40.8%),アメリカ(38.2%),フランス(27.8%),日本(25.1%)の順となっている。


図表7−5−1−2 男女の役割観:「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」(5か国比較)(CSVファイル)
図表7−5−1−2 男女の役割観:「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」(5か国比較)


図表7−5−1−3 男女の役割観:「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」(5か国比較)(CSVファイル)
図表7−5−1−3 男女の役割観:「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」(5か国比較)

 日本の青年について時系列比較でみると,「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」という考えに「賛成する」(第7回16.1%→第8回20.6%)と回答した者の割合は,前回調査より高くなっている。

  「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」という考えに対する意識に,差はみられない。


図表7−5−1−4 男女の役割観:「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」(時系列比較)(CSVファイル)
図表7−5−1−4 男女の役割観:「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」(時系列比較)


図表7−5−1−5 男女の役割観:「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」(時系列比較)(CSVファイル)
図表7−5−1−5 男女の役割観:「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」(時系列比較)

 日本の青年について男女別にみると,「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」に「反対する」(男性61.5%,女性70.5%)と回答した者の割合は,男性より女性が高くなっている。

 「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」という考えに対する意識には,男女差はみられない。


図表7−5−1−6 男女の役割観:「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−1−6 男女の役割観:「男は外で働き,女は家庭を守るべきだ」(男女別)

図表7−5−1−7 男女の役割観:「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−1−7 男女の役割観:「子どもが小さいときは,子どもの世話をするのは,母親でなければならない」(男女別)

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(2)結婚観

Q52 [提示カード46]あなたは,結婚についてどうお考えですか。この中からあなたの考えに近いものを1つだけ選んでください。(○は1つだけ)

  1. 結婚すべきだ
  2. 結婚したほうがよい
  3. 結婚しなくてもよい
  4. 結婚しないほうがよい
  5. わからない
  6. 無回答

 日本の青年に結婚についての考えを聞いたところ,「結婚したほうがよい」が54.4%で最も多く,次いで「結婚すべきだ」が22.9%である。

 5か国比較でみると,韓国では,「結婚したほうがよい」が38.4%で,「結婚すべきだ」が34.9%である。
 一方,アメリカでは「結婚したほうがよい」が37.1%で,次いで「結婚しなくてもよい」が28.8%である。
 イギリスとフランスでは,「結婚しなくてもよい」(イギリス36.2%,フランス44.1%)と回答した者の割合が最も高く,以下「結婚したほうがよい」(同26.4%,28.8%)が2割台,「結婚すべきだ」(同15.6%,12.4%)が1割台となっている。

図表7−5−2−1 結婚観(CSVファイル)
図表7−5−2−1 結婚観

 日本の青年について時系列比較でみると,「結婚すべきだ」(第7回16.0%→第8回22.9%)と回答した者の割合は,前回調査より7ポイント高くなっている。

図表7−5−2−2 結婚観(時系列比較)(CSVファイル)
図表7−5−2−2 結婚観(時系列比較)

 日本の青年について男女別にみると,「結婚すべきだ」(男性26.8%,女性19.2%)は,女性より男性の割合が高くなっている。

図表7−5−2−3 結婚観(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−2−3 結婚観(男女別)

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(3)結婚したほうがよい理由

【Q52で,「1」または「2」と答えた,結婚すべきだ,結婚したほうがよいと答えた人に】
Q53 [提示カード47]あなたが,結婚すべきだ,結婚したほうがよいと考える理由にあてはまるものをこの中から3つまで選んでください。(○は3つまで)

  1. 社会的信用を得たり,周囲と対等になれる
  2. 精神的な安らぎの場が得られる
  3. 愛情を感じている人と暮らせる
  4. 自分の子どもや家族をもてる
  5. 生活上便利になる
  6. 親から独立できる
  7. 経済的に余裕のある暮らしができる
  8. 親を安心させたり周囲の期待にこたえられる
  9. その他(具体的に)
  10. わからない
  11. 無回答

 日本の青年が結婚すべきだ,結婚したほうがよいと考える理由としては,「自分の子どもや家族をもてる」が79.0%で最も高く,以下「精神的な安らぎの場が得られる」(62.9%),「愛情を感じている人と暮らせる」(62.6%)となっている。

 5か国比較でみると,韓国では,「精神的な安らぎの場が得られる」が81.8%で最も高く,以下「愛情を感じている人と暮らせる」(76.6%),「自分の子どもや家族をもてる」(66.1%)の順となっている。
 アメリカとイギリスでは,「愛情を感じている人と暮らせる」(アメリカ83.1%,イギリス74.6%)と回答した者の割合が最も高く,以下「自分の子どもや家族をもてる」(同72.3%,66.6%),「精神的な安らぎの場が得られる」(同40.8%,50.6%)の順となっている。
 一方,フランスでは,「自分の子どもや家族をもてる」が81.3%で最も高く,以下「愛情を感じている人と暮らせる」(69.6%),「精神的な安らぎの場が得られる」(26.2%)の順となっている。

図表7−5−3−1 結婚したほうがよい理由(CSVファイル)
図表7−5−3−1 結婚したほうがよい理由

 日本の青年について男女別にみると,差はみられない。

図表7−5−3−2 結婚したほうがよい理由(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−3−2 結婚したほうがよい理由(男女別)

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(4)結婚しないほうがよい理由

【Q52で,「3」または「4」と答えた,結婚しなくてもよい,結婚しないほうがよいと答えた人に】
Q54 [提示カード48]あなたが,結婚しなくてもよい,結婚しないほうがよいと考える理由にあてはまるものをこの中から3つまで選んでください。(○は3つまで)

  1. 仕事に打ち込むことができる
  2. 経済的に余裕のある暮らしができる
  3. 自分の趣味や娯楽を楽しむことができる
  4. 1人でも不便を感じない
  5. 異性とうまくつきあえない
  6. 家族を持つと責任が重くなる
  7. 結婚までのみちのりが面倒くさい
  8. 周囲の人やマスコミから,結婚や出産,子育てはたいへんだと聞くことが多い
  9. 配偶者(事実婚のパートナーを含む)の親や親戚とのつきあいがたいへん
  10. その他(具体的に)
  11. わからない
  12. 無回答

 日本の青年が結婚しなくてもよい,結婚しないほうがよいと考える理由としては,「自分の趣味や娯楽を楽しむことができる」が56.8%で最も高く,以下「1人でも不便を感じない」(44.1%),「経済的に余裕のある暮らしができる」(31.1%),「仕事に打ち込むことができる」(30.2%)の順となっている。

 5か国比較でみると,日本と同様に韓国とアメリカ,イギリスでも「自分の趣味や娯楽を楽しむことができる」(韓国61.8%,アメリカ32.5%,イギリス22.5%)が最も高い。韓国では,以下「経済的に余裕のある暮らしができる」(56.8%),「仕事に打ち込むことができる」(49.4%),「1人でも不便を感じない」(43.2%)の順となっている。
 アメリカでは,以下「家族を持つと責任が重くなる」(30.0%),「仕事に打ち込むことができる」(25.4%),「経済的に余裕のある暮らしができる」(23.5%)の順となっている。
 イギリスでは,以下「家族を持つと責任が重くなる」と「周囲の人やマスコミから,結婚や出産,子育てはたいへんだと聞くことが多い」がともに17.5%である。
 一方,フランスでは,「結婚までのみちのりが面倒くさい」と回答した者の割合が26.3%で最も高く,以下「1人でも不便を感じない」(16.5%),「自分の趣味や娯楽を楽しむことができる」(11.9%),「家族を持つと責任が重くなる」(11.9%)が1割台となっている。

図表7−5−4−1 結婚しないほうがよい理由(CSVファイル)

図表7−5−4−1 結婚しないほうがよい理由

 日本の青年について男女別にみると,「経済的に余裕のある暮らしができる」(男性39.0%,女性23.9%)と「家族を持つと責任が重くなる」(同20.0%,11.1%)は女性より男性の割合が,「配偶者(事実婚のパートナーを含む)の親や親戚とのつきあいがたいへん」(同5.7%,19.7%),「周囲の人やマスコミから,結婚や出産,子育てはたいへんだと聞くことが多い」(同5.7%,14.5%)は男性より女性の割合が,それぞれ高くなっている。

図表7−5−4−2 結婚しないほうがよい理由(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−4−2 結婚しないほうがよい理由(男女別)

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(5)欲しい子どもの人数

Q55 あなたは,全部で何人の子どもを欲しいですか。すでにお子さんがいる場合には,そのお子さんも含めてお答えください。

記入欄

わからない
無回答

 現在の子どもを含めて,欲しいと思う子どもの人数を聞いたところ,「2人」が56.0%で最も多く,次いで「3人」が29.6%となっており,平均すると2.2人である。

 5か国比較でみると,日本と同様に他の4か国でも「2人」(韓国57.2%,アメリカ35.8%,イギリス41.0%,フランス43.2%)と回答した者の割合が最も高く,平均すると韓国は2.1人,アメリカは2.3人,イギリスは2.2人,フランスは2.1人である。

図表7−5−5−1 欲しい子どもの人数(CSVファイル)
図表7−5−5−1 欲しい子どもの人数

 日本の青年について男女別にみると,差はみられない。

図表7−5−5−2 欲しい子どもの人数(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−5−2 欲しい子どもの人数(男女別)

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(6)離婚観

Q56 [提示カード49]あなたは,離婚についてどうお考えですか。この中からあなたの考えに近いものを1つだけ選んでください。(○は1つだけ)

  1. いったん結婚したら,いかなる理由があっても離婚すべきではない
  2. 子どもがいれば離婚すべきではないが,いなければ,事情によってはやむ をえない
  3. 子どもの有無にかかわらず,事情によっては離婚もやむをえない
  4. 互いに愛情がなくなれば,離婚すべきである
  5. わからない
  6. 無回答

 離婚についての考え方を聞いたところ,「子どもがいれば離婚すべきではないが,いなければ,事情によってはやむをえない」が48.4%で最も高く,次いで「子どもの有無にかかわらず,事情によっては離婚もやむをえない」が30.3%である。

 5か国比較でみると,韓国では,「子どもの有無にかかわらず,事情によっては離婚もやむをえない」が32.8%で最も高く,次いで「子どもがいれば離婚すべきではないが,いなければ,事情によってはやむをえない」が28.3%,「いったん結婚したら,いかなる理由があっても離婚すべきではない」が26.4%である。
 アメリカとフランスでは「子どもの有無にかかわらず,事情によっては離婚もやむをえない」(アメリカ48.2%,フランス43.4%)と回答した者の割合が最も高く,次いで「互いに愛情がなくなれば,離婚すべきである」(同24.4%,37.2%)の順となっている。
 一方,イギリスでは,「互いに愛情がなくなれば,離婚すべきである」と回答した者の割合が43.3%で最も高く,次いで「子どもの有無にかかわらず,事情によっては離婚もやむをえない」が35.3%となっている。

図表7−5−6−1 離婚観(CSVファイル)
図表7−5−6−1 離婚観 

日本の青年について時系列比較でみると,「子どもがいれば離婚すべきではないが,いなければ,事情によってはやむをえない」(第7回38.2%→第8回48.4%)と回答した者の割合は,前回調査より10ポイント高くなっている。一方,「子どもの有無にかかわらず,事情によっては離婚もやむをえない」(同37.5%→30.3%)は,前回調査を7ポイント下回っている。

図表7−5−6−2 離婚観(時系列比較)(CSVファイル)
図表7−5−6−2 離婚観(時系列比較)

 日本の青年について男女別にみると,「いったん結婚したら,いかなる理由があっても離婚すべきではない」(男性15.4%,女性8.3%)と回答した者の割合は,女性より男性が高くなっている。

図表7−5−6−3 離婚観(男女別)(CSVファイル)
図表7−5−6−3 離婚観(男女別)

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