平成27年度青年社会活動コアリーダー育成プログラム(第14回)概要

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多様な個人が能力を発揮しつつ、自立して共に社会に参加し、支え合う「共生社会」を築いていくためには、地域住民やNPO等による社会活動の充実が必要不可欠であるという認識のもと、高齢者関連、障害者関連及び青少年関連の社会活動に携わる日本青年を海外に派遣し、海外の民間組織等で活動する青年リーダーとの交流を通じて、社会活動の中心的担い手となる青年コアリーダーの能力向上と、ネットワークの形成を図ることを目的として実施する。
平成27年度(第14回)事業では、高齢者関連をドイツ連邦共和国、障害者関連を英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)(以下、「英国」とする)、青少年関連をオーストリア共和国に日本青年を派遣するとともに、各国から青年を日本に招へいすることとしている。

<日本青年海外派遣の概要> (注)本概要は平成27年度予算政府案に基づく平成27年1月現在時点の予定であり、訪問国及び日程は、今後変更することがある。

1 派遣プログラム

(1)訪問国
高齢者関連はドイツ連邦共和国、障害者関連は英国、青少年関連はオーストリア共和国を訪問
(2)訪問日程
平成27年10月11日(日)から20日(火)までの10日間
(3)派遣人員
各訪問国に、それぞれ団長1人及び参加青年8人の計9人を派遣
(4)訪問国における活動
活動分野ごとに、各テーマに基づき社会活動の現場の視察や意見交換等を行う。
26年度は以下のテーマに基づき活動を行った。
  • 高齢者関連活動:テーマ「生きがいのある高齢者の生活」
  • 障害者関連活動:テーマ「障害者の社会参加のための支援」
  • 青少年関連活動:テーマ「ユースワーカーの育成の在り方」
(5)渡航手段
渡航に用いる交通手段は、航空機とする。

2 研修

青年海外派遣の効果を最大限に高めるため、参加青年に対して以下の研修を実施する(東京都内で合宿形式により実施)。
(1)事前研修
ア 時期及び期間
平成27年6月26日(金)から28日(日)までの3日間(2泊3日)
イ 研修目的
本事業の趣旨、内容及び訪問国等について理解を深め、参加青年としての心構えや訪問国における活動の基本を習得するとともに、出発前研修までの自主研修期間の準備と目標を明確にする。
(2)出発前研修
ア 時期及び期間
平成27年10月9日(金)、10日(土)の2日間(10月9日から出発日である11日までの間、2泊する。)
イ 研修目的
訪問国における諸活動の最終準備と確認等を行う。
(3)帰国後研修
ア 時期及び期間
平成27年10月21日(水)、22日(木)の2日間(帰国日である20日から2泊する。)
イ 研修目的
事業成果を取りまとめ、その成果を踏まえた事業終了後の諸活動への理解を深める。

3 構成員の任務と選任等

(1)任務
ア 団長は、派遣団を代表するとともに、参加青年を指導し、派遣団の活動を統括する。
イ 参加青年は、団長の指揮に従い、団体行動の下に、研修及び派遣プログラムに参加し、団務を分担する。
また、事前研修後の自主研修期間にあっては、訪問国についての知識や語学能力の向上に励むとともに、我が国の歴史や社会情勢の認識を深めるなど、積極的に派遣プログラムの準備に努めなければならない。
ウ 団長及び参加青年は、帰国後、活動報告書を定められた期限内に内閣府に提出する。
エ 参加青年は、事業参加後およそ1年後、2年後、3年後、4年後、5年後、10年後に内閣府が行うフォローアップ調査(活動状況等)に回答する。

(2)選任等
ア 団長
内閣府が任命し又は委嘱する。
イ 参加青年
都道府県知事(青年国際交流主管課(室)が教育委員会に属する場合には、教育長。)又は全国的組織を持つ青少年団体等の代表者から中間選考を経て推薦された者の中から、内閣府が選考し、決定する。

4 経費

(1)本事業の実施のための経費((2)、(3)及び(4)に掲げるものを除く。)は、出発前研修に参加するための国内上京旅費及び帰国後研修終了後の国内帰郷旅費(東京23区内在住の者を除く。)を含め、内閣府が負担する。
(2)次に掲げる経費は、参加青年本人の負担とし、参加費として参加青年から徴収する。(10万円程度)
ア 渡航に要する往復航空運賃の一部(※1)
イ 事前研修、出発前研修及び帰国後研修における宿泊料等及び食費
ウ 入国査証料、旅行保険料等
(3)日本における事後活動組織である日本青年国際交流機構への入会金(3万円)(※2)は、参加青年本人の負担とする。
(4)その他、以下の経費についても参加青年本人の負担とする。
ア 事前研修に参加するための往復旅費
イ 旅券発行手数料、予防接種料
ウ 疾病又は傷害の治療費用
エ 小遣いその他の個人の用に必要な経費

(※1) 往復航空券については、事前研修終了後、参加青年として決定された者に対して、発券作業が行われる。発券後、事業参加を取りやめ、航空券のキャンセル料が発生する場合、キャンセル料は参加青年の一部負担する金額の範囲内で参加青年が負担するものとする。
(※2) 各事業に参加した後は、社会活動に取り組んでいる日本青年国際交流機構(内閣府の青年国際交流事業に参加した青年等が自主的に組織している事後活動組織)に入会して、そのネットワークを生かしながら様々な形で活動することが基本となる。


<参考>
平成26年度青年社会活動コアリーダー育成事業 高齢者分野(デンマーク)派遣日程

テーマ「生きがいのある高齢者の生活」
月日 主な活動内容 宿泊先
10月12日(日) 成田国際空港発
コペンハーゲン到着
コペンハーゲン
10月13日(月) コペンハーゲン市役所訪問
ペーダーセン高齢者住宅訪問
コペンハーゲン
10月14日(火) 日本大使館訪問
児童、性差平等、人種統合及び社会福祉省 表敬訪問
コペンハーゲン市による認知症専門住宅「ウィローハウス」訪問
コペンハーゲン
10月15日(水) アルツハイマー協会訪問
全国住民委員会全国連盟訪問
コペンハーゲン
10月16日(木) オーデンセ市に移動
シニアハウスオーデンセ訪問
オーデンセ市役所訪問
オーデンセ
10月17日(金) ファウスゴー市へ移動
ファウスゴー市長 表敬訪問
プライセンター「ティンホイ」訪問
オーデンセへ移動
オーデンセ
10月18日(土) ホストファミリーとの対面
ホームステイへ出発
ホームステイ
10月19日(日) ホストファミリーとの歓送ランチ
コペンハーゲンへ移動
コペンハーゲン
10月20日(月) デンエージ訪問
コペンハーゲン空港発
機内泊
10月21日(火) 成田国際空港着  

<参考>
平成26年度青年社会活動コアリーダー育成事業 障害者分野(英国)派遣日程

テーマ「障害者の社会参加のための支援」
月日 主な活動内容 宿泊先
10月12日(日) 羽田空港発
ロンドンヒースロー空港着
オリエンテーション
ロンドン
10月13日(月) 日本国大使館訪問
市民社会庁訪問
歓迎夕食会
ロンドン
10月14日(火) 全国ボランティア団体協議会(NCVO)訪問
障害問題庁訪問
ロンドン
10月15日(水) 全国自閉症協会訪問
障害児協議会訪問
ロンドン
10月16日(木) 身体・感覚障害者支援団体 入居施設・デイサービス視察
電車でリーズへ移動
リーズ駅着
リーズ
10月17日(金) 知的障害者支援団体視察
チャリティー団体・ソーシャルクラブ視察
リーズ市役所訪問
リーズ
10月18日(土) 障害児支援施設訪問
国民保健サービス(NHS)職員・保護者との懇談
ホームステイへ出発
ホームステイ
10月19日(日) ホームステイから戻り
ロンドンへ電車移動
自主研修
ロンドン
10月20日(月) 障害児・若者自立支援団体訪問
振り返り会
ロンドンヒースロー空港発
機内泊
10月21日(火) 羽田空港着  

<参考>
平成26年度青年社会活動コアリーダー育成事業 青少年分野(ドイツ)派遣日程

テーマ「ユースワーカーの育成の在り方」
月日 主な活動内容 宿泊先
10月12日(日) 羽田空港発
ミューヘン空港着
(乗換え)ミューヘン空港発
ベルリン空港着
ベルリン
10月13日(月) KHSB Berlin大学訪問
日本国大使館訪問
ドイツ連邦共和国家族・高齢者・女性・青年省(BMFSFJ)
歓迎夕食会
ベルリン
10月14日(火) 青少年地域センター訪問
青年ハウス訪問
ドイツ連邦青少年協議会(DBJR)訪問
青少年議会訪問
ベルリン
10月15日(水) カトリックスクール・セントマリア学校訪問
バスにて、コプレンツへ移動
コプレンツ
10月16日(木) コプレンツ応用化学大学訪問
ディースターウェーク学校訪問
コプレンツ
10月17日(金) コプレンツ市青少年局訪問
コプレンツ市副市長表敬
コブレンツ赤十字訪問
青少年協議会との意見交換
コプレンツ赤十字との意見交換及びプログラム視察
コプレンツ
10月18日(土) 団内振り返り
ホームステイ・マッチング後、ホームステイ
ホームステイ
10月19日(日) ホームステイから戻り
アーレンブレイスタイン城視察
ホストファミリーとの夕食会
コプレンツ
10月20日(月) 振り返り会
フランクフルト空港発
機内泊
10月21日(火) 羽田空港着