第28回青少年インターネット環境の整備等に関する検討会 議事概要

1 日時

平成27年4月28日(火)16:30~18:30

2 場所

内閣府(4号館)共用第4特別会議室

3 出席者

【委員】清水座長、藤原座長代理、尾花委員、国分委員、曽我委員、高橋委員、矢橋委員代理、河田委員代理、吉川委員代理
【内閣府・事務局】武川統括官、安田審議官、山岸参事官
【オブザーバー】内閣官房IT総合戦略室参事官、警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課課長補佐、警察庁生活安全局少年課少年保護対策室長、総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課長、法務省大臣官房参事官、文部科学省スポーツ・青少年局青少年課長(併)参事官(青少年健全育成担当)、経済産業省商務情報政策局情報経済課課長

4 概要

(1)報告案件

  • 警察庁より資料1に基づき、説明が行われた。
  • 内閣府より資料2に基づき、説明が行われた。

(2)「青少年が安全に安心してインターネットを利用できるようにするための施策に関する基本的な計画」の進捗状況(平成26年度)について

  • 各府省庁より資料3~9-2に基づき、説明が行われた。
  • 委員より出された意見は以下のとおり。
    • インターネット協会では、以前からルール&マナーに関する子供向けのオンラインテストを実施しているが、利用者を増やすために、どのようなインセンティブを設定すればいいのか悩んでいる。総務省では、数千人規模でILASのテストをされたということだが、どのような考え方やインセンティブで実施しているのか、教えていただきたい。
    • 各省庁で作成しているパンフレットを1か所でダウンロードしたり、一覧で内容を比較できるなど、情報をまとめることができないか。
    • 「春のあんしんネット・新学期一斉行動」が開始して2年が経ち、スタートした時は非常にいい雰囲気で各教育現場等も力を入れていたが、1年たつとただ袋に入れて資料を配布するなど、教育現場に熱心さがなくなってきている実態があることをお知らせしたい。
    • リーフレットなどの教材がダウンロードできるのはいいことだが、いまだに白黒で印刷して使っているところがある。予算上の制約があるのかもしれないが、カラーで作成されているものはカラーで印刷できるように、保護者団体やPTAが協力するなど、保護者としてはいくらでも協力する方法はあるので、ぜひやっていただきたい。
    • 授業として子供たちの教科書の中に情報モラル教育が入ってきたことに関しては非常に感謝している。これは子供たちにとっては一番目につくところなので、この教育をぜひやっていただきたい。

(3)青少年インターネット環境の整備等に関する検討会報告書(案)に対する意見の概要について

  • 事務局より資料10-1、資料10-2に基づき、説明が行われた。
  • 委員より出された意見は以下のとおり。
    • 4-2にある「児童ポルノの自画撮りが増えていることに関して、具体的にどのような画像が児童ポルノとみなされるのか、定義等を青少年に教育する機会を設けるべき」については、現場の先生からも教育しづらいという声をあがっている。ポルノという名称がよくないのかもしれないが、説明しづらいものとして、最初から踏み込まないようにしているという傾向がある。

(4)青少年インターネット環境の整備等に関する検討会報告書(案)のとりまとめについて

  • 事務局より資料11-1、資料11-2に基づき、説明が行われた。
  • 委員より出された意見は以下のとおり。
    • パブリックコメントを受けての実質的な大きな修正はなかったと思うが、例えば表現の自由を尊重すべきでありなどの総論的なものについて、基本的にはもう既に報告書にその精神も書かれて、反映されていると理解してよろしいか。
    • パブリックコメントの結果については、青少年有害情報として法律の中で定義されているなどの既に整理された内容については、報告書でなくてもいいが、意見への回答はどこかにあるべきではないか。
    • パブリックコメントの本来持っている意味と、本報告書で実施したものと基本計画などで実施したものは、おのずから違うので、最終の発表の仕方は他の方法も考えていいのではないか。
    • 別途にパブリックコメントの結果を公表するのであれば、その文書の冒頭もしくはまとめで、今年度の検討会の中で検討して聞く旨を記載すると、コメントをいただいた方の御意見が有効に使われることが伝わるのではないか。
    • 青少年の安全で安心なインターネット環境整備は、法規制ではなくて民間の自主的な規制でスタートさせてほしいということで始まったはずなのに、しばらくしたら、表現の自由に乗っかってしまって、要は業界が楽なほうに楽なほうに、いいほうにいいほうに、もうほとんど規制がないような、自分たちが初めに言っていたものが全部消えてしまったような状況になっている。この辺は明確に、ネットの自由というのと、通常でいう表現の自由というものは、別に考えてもいいのではないか。
    • この1年ちょっとの間にいろいろな状況が変わってきている。今年度はしようがないのだろうけれども、動きが早いのであれば、検討会の結論もできるだけ早目早目にやっていかないといけない。私たち保護者団体としては、もっともっと私たち自身が勉強会とか研修会の回数をふやすなりしてやっていって、とにかくみんなで力を合わせていくしかないのだろうと思う。報告書の内容とずれることがないように、少し凝縮して短期的に議論を進めるべきではないか。

(5)その他

  • 委員より出された意見は以下のとおり。
    • 報告書に関しては、これでいいと思っている。この検討会は確実に一歩を進んでいるが、それは本当に良心的な企業が協力して下さるからできているところがあって、協力して下さらない企業が非常にまだ多くあるということも根底で考えていただかなければ、本来の解決はないのではないか。
    • 本当に協力して下さる企業と、下さらない企業を少し明快にしていくような社会現状をつくっていかなければ、保護者は何を安心という材料にして、子供を守れる環境を手に入れていいのかがわからなくなってくるのではないか。そのため、第三者認定をされた事業者のサービス等をきちんと使うようにして下さいと、もう少し明確に言っていかなければならない時代になったような気がする。
    • 青少年自や保護者がみずからの自由で的確な判断に基づいて、賢くスマホ等の機器を使えるという幅広い取り組みの必要性を、検討会の議論を通じて、改めて感じている。
    • 「2 青少年インターネット利用環境整備に関する都道府県条例規制事項一覧」の表の記載について、誤解されないように条例がない場合には、備考欄に法令に基づく取組を実施しているなど、県のコメントがあったほうがよいのではないか。
    • 警察庁の報告にあるように、一番大事な数字は被害児童をしっかり減らすことだと思う。リテラシーとフィルタリングの利用率の向上に加えて、意識して取り組む必要がある。
    • 報告書及びパブコメの中でも指摘されているように、技術的あるいは運用的な問題については、安心・安全機能をどのように機器に積み、またはそれを運用していくのかということを、端末メーカー、通信事業者、販売ディーラー、MVNOなど、さまざまな関係者の連携が不可欠だと考える。
    • この7年間で、技術があっという間に進展してしまって、こちらの議論がなかなか追いついていかないぐらいの現状があるというのも認めざるを得ない。ただ、我々は、3条の理念にある子供が自主的にインターネットの海を泳げるようにするというところも非常に大事で、あまりパターナリスティックになってもいけないし、放っておいてもいけない。バランスは大切だと思う。背景としても、真摯な焦りに近いお気持ちはとてもよくわかるのですか、さはさりながら、ほかの憲法上の価値も重視すべきで、一定の価値観だけが先行するということには、この法律は多分なっていないと思う。だから、理念に立ち返って、基本計画についての政策評価で、どのぐらいきちんとそれぞれ一つずつこなしているのか、客観的数字でもって、これからもチェックしていって、一歩一歩積み上げていくしかないのかなと、今は感じている。
    • 第三者機関については、慈善事業をやっているわけではないので、審査はそれぞれ仕事としてやっている。そのため、仕事の依頼がなければ、当然もう第三者機関が成り立たない。これをどうするのかということが、今の段階ではうやむやになっている。今後どのようにふうに進めていくのか、検討していただきたい。

連絡先:子ども若者・子育て施策総合推進室
青少年環境整備担当
※速報のため、今後修正する可能性があります。

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