第103回総合科学技術会議 写真・概要【平成24年7月30日】
第103回総合科学技術会議の様子（1）
第103回総合科学技術会議の様子（2）
第103回総合科学技術会議の様子（3）
第103回総合科学技術会議の様子（4）
平成24年7月30日、総理大臣官邸において第103回総合科学技術会議を開催しました。
会議では、まず、「科学技術重要施策アクションプラン」等について報告があり、科学技術イノベーションの実現に向けた取組等について意見交換を行いました。アクションプランは、我が国が最優先で進めるべき重点的取組等を概算要求前に示すことにより、政府全体の科学技術関係予算の最重点化に向けて施策を誘導するものです。意見交換の後、「平成25年度科学技術に関する予算等の資源配分方針」を決定し、総理及び関係大臣に意見具申することとしました。次に、東京大学大学院理学系研究科准教授浅井祥仁氏より、最近の科学技術の事例として、ヒッグス粒子の発見と日本の貢献について説明がありました。
野田総理からは、「ヒッグス粒子の説明を聞き、日本の若手精鋭の研究者が相当貢献をされたこと、あるいは加速器を初め機器においても貢献があったことを改めて知ることができ、日本の科学技術の底力を再認識した。科学技術イノベーションは付加価値と雇用を生み出す成長のエンジンであり、その推進は未来への投資そのものである。科学者、技術者等の皆様には、我が国が直面する様々な課題に、是非果敢にチャレンジをしていただきたい。予算も含めて、その環境整備に努めていきたい。総合科学技術会議においては、本日の議論を踏まえて、システム改革等イノベーション実現に必要な施策のあり方について、年末までに対応方針を取りまとめていただきたい。科学技術イノベーションの推進は国家戦略の主要な柱であり、政府としては、今後予算編成に際し、本日決定した資源配分方針に基づき、関係省庁の縦割りを排し、大胆な重点化を行うことなどを通じて、強力に科学技術イノベーションの推進を後押ししていく決意である。」との発言がありました。
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