第119回総合科学技術会議 写真・概要【平成26年4月14日】
第119回総合科学技術会議の様子(1)
第119回総合科学技術会議の様子(2)
平成26年4月14日、総理大臣官邸において第119回総合科学技術会議を開催しました。
会議では「科学技術イノベーションを創出するための環境整備」について議論しました。これは、昨年12月の総理指示に基づき議論を進めてきたものであり、今回、その全体について原山議員からご説明がありました。また、その中でも、特に、我が国の産業競争力の強化のための重要な部分について、甘利大臣より、「我が国のイノベーション・ナショナルシステムの改革戦略」として報告がありました。
次に「科学技術イノベーション総合戦略改定版の構成(案)」を配布しました。
さらに、研究不正疑義の事案が多数派生していることを踏まえ、有識者議員より意見書が提出されました。
最後に、安倍総理から、次のとおり、御発言がありました。
「本日は、イノベーションを生み出すシステムへの改革について、熱心な御議論をいただいたところでございます。ただいま白土先生からお話を伺いました。この白土先生の成果につきましても、まさに「FIRST」、「スーパー特区」という、国家として大きな判断をし、新しい政策によってこうしたイノベーションが大きく動き出すということが、もう一度確認されたんだろうと思うわけであります。
「世界で最もイノベーションに適した国」づくりに向けた努力を、ここで躊躇すれば、我が国の将来にわたる持続的発展は、あり得ない。改めてそのように認識いたしました。
特に、甘利大臣から報告があった改革戦略は、我が国発のイノベーションをきちんと産業競争力の強化につなげていく仕組みを構築していく上において極めて重要であります。総合科学技術会議で具体化を進めていただきたいと思います。
有識者議員から御提案があった我が国のイノベーションの改革・強化の方向性と併せて、総合戦略の改定に反映をさせていただきたいと思います。
最後に、研究不正についてでありますが、国家戦略として科学技術イノベーションの推進に取り組んでいる中で、近年の研究不正事案の頻発は、我が国の研究開発力の基盤をむしばむものであり、大変遺憾であります。
こうした研究不正に対して、個別事案ごとの対応だけでは不十分であります。この問題にどのように臨めばいいのか、研究現場の実態を十分に踏まえた上で、総合科学技術会議で、個別事案を超えた大きな観点から、検討していただきたいと思います。」
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