展示内容:
電気通信大学共同研究センターの紹介、大学における研究シーズの紹介などの資料展示と共に、これまでの研究成果の一端として以下の2点の研究内容を紹介します。
(1)不整地動歩行四足ロボットの研究
将来の家庭などでの生活支援を目的として、自律不整地動歩行可能な四足ロボットを開発した。生物規範型の制御手法を用い、非常に簡潔なシステムにもかかわらず高速での不整地踏破を実現している。具体的には生物学・神経生理学などで提唱されたパターン発生器と反射からなる簡単でかつ自律的な適応能力を持つ歩行生成・制御系
を開発した。これまでに2次元平面内での凹凸のある路面、12度程度の坂、4cm程度の段差、横方向に凹凸がある3次元不整地上での動歩行を実現した。

<写真:鉄犬>
(2)鍵管理方式の研究
DVDに記録した映画、音楽などのデジタルコンテンツを不正使用から保護する為に、コンテンツは暗号技術を用いて管理されている。近い将来世界中で使用される再生機器は数十億台にも達すると考えられている。本研究ではこの膨大な鍵を効率よく管理する手法について研究している。具体的には再生機器、DVDに保存する鍵数を減らす為に、木構造を用いた各種鍵管理手法が提案されているが、新規にCS法とSD法を混合したシステムを考案し、数量的解析を行って更に効率的な手法であることを検証した。
<鍵管理(テーマ説明).ppt添付>
鍵管理方式の研究
・研究の目的
DVDに記憶した映画、音楽などのデジタルコンテンツを不正使用から保護するために、コンテンツは暗号技術を用いて管理されている。近い将来世界中で使用される再生機器は数十億台にも達すると考えられている。本研究ではこの膨大な鍵を効率よく管理する手法について研究する。

・これまでの研究
再生機器、DVDに保存する鍵数を減らすために、木構造を用いた各種鍵管理手法が提案されている。
・研究のアプローチ
現在提案されている鍵管理手法を再評価し、更に効率的な手法を提案する。そして、その手法の数量的解析を行う。

混合システム

混合システム
方式比較

参考文献
- D. Naor,M. Naor,and J. Lotspiech,”Revocation and Tracing Schemes
for Stateless Receivers”,Proceeding of CRYPTO2001
- Dani Halevy and Adi Shamir,”The LSD Broadcast Encryption Scheme”,CRYPTO2002
- 奥秋清次,サントソバグス,太田和夫,“Complete Subtree MethodとSub-set Difference
Methodを融合したHybrid Systemの提案”,SCIS2003
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