機関名

高知大学
部署名 高知大学地域共同研究センター

展示内容: 

「高耐震エコ建築鉄骨ビルの研究開発」(内田昌克教授)

 必ず来る東海・東南海・南海大地震から生命・財産・文化を守る新建築工法を完成し、ベンチャー企業(株)アークリエイト(tel:088-840-6698)を立ち上げました。これは、WAWO工法と一体化工法の組み合わせ工法で、実物大の破壊試験でも有用性が実証済みです。従来法よりも部材数を1/4、継手数を1/2にして構造を単純化し、しかも2.5〜10倍の高強度・高能率・低コスト・高リサイクルの五拍子揃った合理的工法です。

「低温加熱・発泡剤無添加のガラス発泡板について」(柳澤和道教授)

 ガラス廃棄物を多孔体板として再利用する技術を開発し、現在企業化に向けて文部科学省の「大学等発ベンチャー創出支援制度」によって処理条件を詳細に検討中です。本法では、炭酸カルシウムなどの発泡剤が不要で、しかも従来法よりも低温発泡が可能です。この発泡体は細かな閉気孔が多く,水に浮き断熱性も持っており、建築素材などとして有望です。

「魚類冷水病に対するワクチンの開発」(大島俊一郎助教授)

 魚類冷水病は、世界的にニジマスやアユの生産に大きな被害を与えている細菌性の疾病ですが、耐性菌の出現により化学薬剤の投与効果が低下しており、有効な対策法が世界的に渇望されています。これまでの研究から、原因菌の培養時間に伴う形態や病原性の変化に関する研究から、効果的なワクチン開発の可能性が明らかになり、現在NEDOのマッチングファンドにより実用的なワクチンの開発研究を進めています。


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