機関名

香川大学・香川医科大学・香川県・(財)かがわ産業支援財団
部署名 香川大学総務部研究協力課
リンク先 香川大学希少糖研究センター
http://rsrc.kagawa-u.ac.jp
香川医科大学希少糖応用研究センター
http://www.kms.ac.jp/~kishoto/
高松地域知的クラスター本部 
http://rs.kagawa.com

展示内容: 

 希少糖とは「自然界に微量にしか存在しない単糖(糖の機能的最小単位)」であり、自然界に約50種類存在する。香川大学・香川医科大学は、高松地域知的クラスター創成事業(文部科学省)の中核的研究機関として、希少糖研究を積極的に推進している。
 本研究の第一の目標は、単糖の酵素変換相関を構造化した「イズモリング」(図1)を設計図として利用しながら、全希少糖を自然界に大量に存在する単糖(ブドウ糖など)からバイオの力で生産する。そして、それらの物理化学的性質や新しい機能を解明することで、希少糖(生理活性単糖)をとおして「新しいライフサイエンス(糖生命科学)」を創出することである。
 第二の目標は、こうして得られた成果を新技術シーズとして活用し事業化を推進して新しい産業を創出し、将来香川の地を糖質バイオ産業の拠点にすることである。希少糖は、人間や家畜などの動物や、植物、さらには工業材料など非常に幅広い応用の可能性を持つ(図2)。希少糖の新しい生理活性は、医薬品・機能性食品・化粧品・農薬など多様な糖質バイオ関連産業の発展を可能にするポテンシャルを有している。
  希少糖はまさに「希少」であった故に、今までは入手することも困難で、その性質も機能も知られていなかった。両大学は協力して研究を推進しながら、希少糖に新しい息吹を吹き込んでいる。生態系にやさしい「糖」に潜む新機能で、人類の健康・福祉への貢献を目指している。

 

 

一つ前の画面に戻ります