機関名 奈良先端科学技術大学院大学
部署名 先端科学技術研究調査センター

展示内容: 

1.発明名称:DNAメチルトランスフェレースおよびこれをコードするDNA

 本学遺伝子教育研究センター教授 佐野 浩 他の発明である。DNAのシトシンを非選択的にメチル化することを特徴とする5−メチルシトシンDNAメチルトランスフェラーゼおよび当該酵素をコードする遺伝子を解析し、当該遺伝子を植物体において発現させることにより当該酵素を生成させた。これを動物細胞に導入すれば、本来ならメチル化されないDNAが修飾される。それは細胞にとって代謝阻害になり、最終的に消滅する可能性がある。これを利用してガン細胞を破壊する技術が開発できる可能性がある。 

2.発明名称:固体撮像素子、及び該素子を用いた撮像装置

 本学物質創成研究科助手 徳田 崇 他の発明である。本発明は、普及しているSi系半導体撮像素子では不可能な赤外線撮像を、従来のSi系撮像素子への少数の追加プロセスで実現するものである。これにより、現在供給されているInGaAs系赤外撮像素子と比較して低コスト化が実現できると見込まれる。固体影像素子は高度なLSI製造技術を用いて生産されるものであり、新プロセスの導入は多くの費用、人的資源、時間を要するため、マーケット対象企業は、半導体製造技術を持つメーカ、工場を持たない(ファブレス)ITベンチャー系企業と考える。


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