「生体の持つ卓越したセンシングおよびアクチュエータ機能を模倣した医用電子制御機械」と定義されるBio-MEM(Biomimetic-Medical
Electronics Machine)は、将来予測される高齢化社会における予防医療に適用される。本バイオベンチャーセンターでは,この予防医療のための「人間にやさしい医用機械システム」「健康診断システム・薬送達システム」として,微小で携帯可能なメディカルデバイス・モバイルホスピタルの開発を行っている.同時に,この微小医用機械に利用可能な機能材料の開発も行っている.特定の細胞・タンパク・酵素を捕捉することにより健康状態をモニタリングし、必要に応じて治癒作業・薬送達をおこなうために利用される、生体適合性を有するマイクロセンサー・アクチュエータの新規創成に成功している。
今回は,本バイオベンチャーセンターが開発した,バイオセンサー用ZnO薄膜,PZT圧電材料,名刺大のモバイルホスピタルの試作機を展示する.
