展示内容:
鹿児島TLOは、鹿児島大学・鹿屋体育大学・鹿児島高専の研究者251名の出資により設立された総数約1400名の研究者の発明を発掘し、移転を行う承認TLOです。鹿児島大学は医学部・歯学部・工学部・理学部・農学部・水産学部・法文学部・教育学部からなる総合大学、鹿屋体育大学は体育学の単科大学、鹿児島高専は工学系からなり様々な学部、学科の発明のシーズ発掘が可能です。今回は、ポスター展示、および発明の概要をまとめた資料により、(株)鹿児島TLOが出願した出願案件を中心にご紹介いたします。
【紹介シーズ例】
発 明:
会話・手・指によるキー操作が困難な障害者 ・高齢者向けコミュニケーション支援装置
概 要:
会話や手や指によるキー操作などが困難な障害者や高齢者とのコミュニケーションは容易ではない。現在、市販されているコミュニケーション装置は身体に装着したセンサ情報により、メニューで選択する方式や視線検出による文字単位入力方式などがある。センサー方式にはユーザーが器具を装着するという制約があり、視線検出方式には視線が固定される、瞬きなどによる意図しない動きなど判断が難しいことが有るなどの問題がある。
本発明は障害者などの顔をカメラで写して、顔画像中の口唇の形から障害者等の意志を判断するようにして、障害者等とのコミュニケーションを計る支援装置の提案である。
利用分野:
- 福祉分野:会話などの手段でスムーズに意志疎通が出来ない寝たきり老人などがいる施設
- 医療分野:筋萎縮性側索硬化症(ALS : Amyotrophic Lateral
Sclerosis) などの患者の為の意思疎通支援
- 金融機関:ATM・CDなどのうちキー操作が出来ない方用の対話型機器
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