機関名 日本原子力研究所
リンク先 http://www.jaeri.go.jp/

展示内容:
原研では高温の溶融金属中に含まれる不純物ガスの全量を重さとして測定できる装置〈写真1〉および固体金属中に含まれる不純物ガスの全量を重さとして測定するとともにそのガス成分量も計測できる装置〈写真2〉を開発しました。従来、溶融金属中の不純物ガス量は発生するバブルの形状を目視することで判定していました。したがって測定者の感性および熟練度などにより判定結果が左右され測定データに再現性があまりありませんでした。本開発品は、不純物ガス量の判定を客観的に行なえるので再現性が大幅に向上しました。今後本開発品を品質管理機器として用いることによりアルミニウム、マグネシウム鋳造、ダイカスト工場等で原料、製品中に含まれる不純物ガス(水素、水、炭酸ガス等)の組成と全量を客観的に測定できるようになるため、製品の品質向上に大きく貢献できます。

溶融金属天秤 固体中ガスの組成計測器
溶融金属天秤
固体中ガスの組成計測器

キーワード
高温溶融金属ガス測定
固体金属ガス測定
ダイカスト材の品質管理

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