展示内容: 糖鎖科学研究の発展とその産業化を妨げている最大の問題は、ヒトなどの組織に発現している複雑な糖鎖を量産する見込みがついていないことである。そこで我々は、天然に存在する有用な生物資材(鶏卵など)に注目し、これらに含まれる糖タンパク質から、ヒトと同じ化学構造をもつ糖鎖(ヒト型糖鎖)をヒドラジン分解法を使う事によって大量に切り出し、調製する新しいシステムを開発している。このシステムが完成すれば、「ヒト型糖鎖」のmg(μmol)オーダーで安価・安定・多種類に供給する事が可能となる。
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<図2>